もう辞めたい!20代の教員の転職先は?

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こんにちは、元教員のぴーちょこです。

もう教員を辞めたい!と考えている20代の先生方に向けた記事です。私が調べたことや実際に聞いた話をもとに、個人的な意見を交えながらまとめますので、一つの参考にしてください。

目次

教員を辞める理由をはっきりさせよう

どこに転職するにしても共通することですが、「どうして教員を辞めたのか」ということを明確にしておく必要があると思います。

辞めた理由を「人間関係に疲れたから」なんて言ってしまったら、転職先からは、「うちに来ても人間関係がうまくいかなければ辞めてしまうのではないか」と思われてしまうかもしれません。  

公立学校教員は公務員ですから、教員を辞めるということは自己都合の退職になります。クビにならない職業を辞めるのですから、相手を説得できる理由がほしいですね。  

やはり、マイナス発言は相手に良い印象を与えないと思います。例えば、以下のような理由です。  

職場の人間関係がうまくいかなかった。

教員は自分に向いていないと思った。  

それよりも、以下の方がよいと思いませんか。  

専門教科であった英語を生かして、貴社の~~という仕事をしてみたいと思った。

子どもたちや保護者など、多くの人と接してきた経験を生かして、接客業に挑戦したいと思った。  

子どもたちの発言だって、前向きな発言をする子の方が良いですよね。中学3年生の進路相談で面接指導をする時に、どんな指導をしますか?たとえ、成績が悪くて行く先が限定されたからと言って、「行くところがここしかなかった」とは言わせないですよね?

ウソも方便です!自分が有利になる理由を考えましょう。  

教員を退職するのですから、本当に悩んで悩んで辞めた人ばかりだと思います。私だって、退職理由を正直に話したら、グチばかりになります。  

前向きな理由を考えましょう。きっとあなた自身の気持ちも前向きになると思います!

20代教員の転職先(教育関係)

公立学校の教員からの転職先として最も思い浮かべやすいのが、教育関係の仕事です。これまでの経験が生かせることと、業務内容が想像しやすいことから、次の転職先として検討しやすいのが特徴です。

私立学校の教員

公立か私立かの違いじゃん!とツッコミを入れたくなる人もいるかもしれませんが、教師を辞める事情は人それぞれなので、条件が合えば私立学校の教員という道もあると思います。

これまでの経験が最も生かしやすい転職先である。

公立学校の教員と違い、基本的に異動がない。

私立学校は給特法ではなく、労働基準法に基づいた手当てが出るので、手当ての条件がよくなる場合がある。

求人が多くない。

異動がないので、教育方針や職場の雰囲気などをよく調べておく必要がある。

塾や予備校の講師

誰もが思いつく転職先です。教えることに嫌気がさしていなければ、転職先としてアリだと思います。待遇面は塾・予備校によって違いますが、名物講師になれば高給が期待できます。

教員経験をそのまま生かすことができる。

教えることに集中できる。

学校の教室内よりは、学習に意欲的な子がそろっている。(あくまで「比較的」)

授業のわかりやすさが、シビアに評価される。(教えることが得意な人にとってはプラスに作用)

労働時間が、昼~夜である。

たくさんの塾や予備校の中から、自分に適した就職先をよく検討する必要がある。

ぴーちょこ

私は、子どもとの時間を大切にしたかったので、昼から夜の勤務になる塾や予備校講師は検討しませんでした。

個別指導型の学習塾の講師

一斉指導よりも、個別指導の方が自分に向いていると思えば、個別指導型の学習塾も良いと思います。近年、個別指導型の塾は増えているので、求人もそれなりにあります。

教員の経験をそのまま生かすことができる。

少人数の指導の方が自分に適していれば、やりがいを感じられる。

正社員になれば、教室の塾長となることがあり、教室運営の仕事にも携われる。

時給換算のアルバイト求人が多い。

家庭教師

個人的には地域差が大きく出る職業だと思います。名門中学、高校を受験するような地域であれば、プロの家庭教師としての需要もあるでしょう。一方、公立学校に進学するのが一般的という地域であれば、アルバイト程度の求人しかないかもしれません。

インターネットを利用した家庭教師もありますが、私の印象としては、有名大学の学生によるアルバイトという感覚です。

ただ、少子化が進んでいる中、教育にお金をかける保護者は一定数いるので、大都市圏であれば、プロの家庭教師として生きていくことも十分可能だと思います。もちろん人気商売なので、実力次第ですが、人気の家庭教師になれば安定した収入が得られます。

ぴーちょこ

年収1000万を超えるプロの家庭教師もいるそうですよ。

学習教材の出版社

私自身、一番初めに考えた転職先です。教員ならだれしも自作で学習プリントを作った経験はありますよね。そんな動機からでした。

ただし、出版社といっても執筆・校正の仕事もあれば、営業の仕事もあります。ここでは、執筆・校正の仕事として紹介します。

教員経験を生かせる。

子どもとの直接的な関わりはないが、教育への関わりは大きい。

学習教材の出版社がどこにでもあるわけではない。

中途採用の求人が少ない。

学習教材の出版社そのものは、それほど多くありません。出版社は、他社に執筆や校正を委託している場合が多々あります。そのため、そうした外注の会社も探してみるとよいと思います。

ただ、仕事を得るには、積極的に自分をアピールして、何度も自分を売り込む必要がありそうです。

ぴーちょこ

ぴーちょこは、大手出版社に中途採用で応募するも不採用。中規模出版社にライターとして登録を認められるも、仕事の依頼なし。外注の会社へもライターとして登録しましたが、仕事は来ません(涙)。

就労支援施設のスタッフ

障がいのある子どもたちへの放課後デイサービスのみならず、義務教育を修了した障がいのある人への就労支援もニーズが高まっています。これは、国が企業へ障がい者の雇用を促進しているためです。  

特別支援教育に携わったことがある人は、経験を生かせると思います。

教員経験が生かせるうえ、教員免許を持っていることで優遇される場合が多い。

近年のニーズの高まりに合わせて、求人が増えてきている。

正社員としての求人も増えてきたが、時間給のアルバイト求人も多い。

20代教員の転職先(教育関係以外)

教育関係以外の仕事であれば、それこそ自分がやりたい仕事を探せばよいのですが、「教員の経験が生かせる」教育関係以外の仕事を紹介します。

介護施設の職員

介護系の仕事は、教員からの転職に比較的向いていると思います。  

教員は一人一人の子どもと向き合う仕事なので、お年寄りに対しても同じように丁寧な対応ができるはずです。  

介護には、きつい、汚いという仕事もあります。しかし、教師だって子どもが嘔吐したり漏らしたりした後の始末をします。ですから、この点もそれほど気にしなくてよいです。  

超高齢化社会を迎える世の中において、介護の求人は増えています。教育と直接関係しませんが、教員の経験が生かせる仕事だと思います。

転職サイトや転職エージェントを活用しよう

教育関係以外の仕事を考えているのなら、転職サイトや転職エージェントを積極的に活用しましょう。

20代で転職なら、まだまだいろいろな転職先を見つけることができると思います。教職経験がほとんどなければ、「第二新卒」として扱われるかもしれません。

若い先生ほど、転職先が柔軟に選べるので、転職サイトや転職エージェントの恩恵をたくさん受けられます。ただし、教員であったというこだわりを捨て、視野を広くもつことが大切だと思います。

転職をしたことがなければ、どうやって転職先を探したらよいか困ることが多いと思います。そのために、転職サイトや転職エージェントが助けになってくれます。

転職サイトを活用するメリットは以下の通りです。

  • 膨大な求人情報の中から、自分の希望を見つけることができる。
  • 希望の条件を登録することで、自分にマッチした求人が紹介される。
  • 転職に役立つ、履歴書や職務経歴書の書き方、面接のポイントなどがわかる。
  • 自分の適性にあった業界・職種がわかる。

転職エージェントは、さらに一歩踏み込んで、転職先とのマッチングを図ってくれます。

「教員はつぶしがきかない」なんて言われたりしますが、そんなことはないと思います。しっかりと情報を収集して、自分の強みを生かせば転職先は見つかります!  20代であれば、なおさらいろんな可能性があります。

私の知り合いで、専門教科の英語を生かして転職した先生がいます。現在は、製造業の会社に勤めながら海外出張のメンバーに選ばれるなど、語学力を生かした仕事をしています。  

アピールできるポイントを明確にして、それを売りにすることを考えてみましょう。  

20代なら学びなおしもアリ

20代ならいろんな可能性がある!と言いましたが、アピールできるものがないから、と転職に自信をもてない人もいると思います。(私も事実そうなので、偉そうなことは言えません…。)

20代はまだまだ若いです。やりたい職業が見つかったら、専門学校へ行ったり、通信講座で資格をとったりと、学びなおしてみるのも一つの道だと思います。

ぴーちょこも資格を取ることに興味がわき、ファイナンシャルプランナーと行政書士の通信講座の資料を請求しました。  

すでに結婚していて子どももいるという先生は、時間的、経済的な面で難しいかもしれません。しかし、独身で余裕がある先生なら、十分に考えてほしいと思います。

40代のぴーちょこから言わせてもらえば、20代なら新たな道へ進むための1~2年の勉強は、全然無駄な時間ではないと思います。そういう時間がもてることをうらやましく思います。

とりあえずの非常勤講師

疲れてしまって何もやりたくない!でも辞めてしまったという人は、しばらくは心と体を休めましょう。  

さあ、落ち着いた。でも転職を考えるのは大変。教員以外の仕事が思い浮かばない。もし、教育現場にもどることに抵抗がなければ、とりあえず非常勤講師をやってみるのが良いと思います。  

全国的に教員が足りていません。きっとすぐに就職先は見つかると思います。もし、これまで勤めていた地区で非常勤講師をすることがためらわれるなら、近隣の別の管轄の自治体の非常勤講師を探しましょう。

非常勤講師なら、校務分掌は割り当てられません。給与面は下がってしまいますが、心理的な負担はかなり違います。また、自分の時間も作れるので、上記のような学びなおしもできると思います。次の就職先を見つけるまでのつなぎとして考えてもいいでしょう。

非常勤講師としての働き方を、一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

 

現場にいるとわかると思いますが、非常勤講師の先生に助けられる場面は多々あります。私が教務主任をしていたとき、学級担任が急な事情で欠勤した時、非常勤講師の先生に助けていただいたことがしばしばありました。  

非常勤だからという引け目を感じる必要はありません。

まとめ

20代教員は、教育関係の仕事が中心になりますが、まだまだ異業種への転職も選べる年代です。ぴーちょこのような40代では、転職は本当にハードルが高いです。身をもって体験しています…。

また、これから資格を取得して、別の職種に就くということも可能です。20代はまだまだいろいろな未来が待っています。じっくり考えてほしいと思います。

最後に。教員は転職が難しい、企業側が教員を欲しがらないなど、いろんな噂がありますが、全ては自分の努力次第です!

だって、今まで子どもたちにそうやって教えてきたではないですか(笑)。ぜひ、自分自身で夢を叶えてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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