運動会は半日開催がいい!その理由とは?

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どうも、ぴーちょこです。  

近年、運動会を半日開催にする学校が増えてきました。暑さ対策、授業時間の確保など、様々な理由によって、開催方法や内容が大きく変化してきています。

2020年は、新型コロナウイルスの影響で、運動会を大幅に縮小したり、開催自体を見送る学校もありました。新型コロナを契機に、運動会をはじめ、様々な学校行事が見直されていくと思われます。

さて、運動会の半日開催についてですが、私は個人的に運動会の半日開催に賛成!です。それでは、なぜそう思うのかを、教員の経験を踏まえながら紹介していきます。

目次

練習量が減って、授業時間が確保できる

運動会に向けて、どの学校も計画的に練習をしていきますが、週にどれくらい練習しているのでしょうか?

1日に2時間で、毎日取り組んでいたら、2時間×5日=10時間 となります。1年生の週当たりの授業時数が25時間なので、週当たり半分近くを運動会の練習に充てているということになります。

数字で見るとものすごいことに感じますが、別に珍しいことではないと思います。さらに、「応援の声が小さい!」「ダンスのキレがない!」など、自分のクラスに納得しない担任の先生は、教室で授業をつぶして練習することがあります。こうなると、週当たり半分は運動会の練習!というクラスがあってもおかしくないです。

なぜ、こんなに時間をかけるのかというと、

保護者に見せるから

これに尽きると思います。つまり、教師が出来栄えを気にするからです。

  • 表現運動では、全員がピッタリそろうまで練習!
  • 入場行進は、全員の足並みがきれいにそろうまで練習!
  • 応援では、大きな声が出せるまで練習!
  • かけっこでは、入場から競技、結果発表、退場までの流れがきちんとできるまで練習!
  • 放送を担当する子が、上手に言えるようになるまで練習

完璧にしたいと思えば時間がいくらあっても足りません。

ぴーちょこ

そういうぴーちょこも、かなり練習していたなあ。どうしても教師側に熱が入ってきてしまうんだよね。反省…。

1日開催にすると、時間がたっぷりあるために種目数が増えます。当然、練習しなければならないことが増えます。

それが、半日開催になるだけで、単純に種目を減らせるのですから、練習時間も減らすことができます。

練習時間を減らして、授業時数を確保する。今まで当たり前のようにやってきた運動会のための長時間の練習も、世の中が学力や授業のことを話題にする今日において、見直されていく流れなのだと思います。

必要のない競技をやらなくてよい

PTA競技はいらない!

今まで1日開催だった運動会を半日開催にすると、当然何かの競技を削らなければなりません。さあ、何を削りますか?

もちろん、PTA競技!この一択でしょう!( ̄▽ ̄)

PTA競技を楽しみにしている人がいますか?保護者と学校の関わりだか何だか知りませんが、そんな考え方ははっきりいって時代錯誤です。

PTA競技で声をかけられたら参加する保護者がいるとしても、PTA競技を廃止してクレームを言う保護者はまずいないでしょう。(いたら、それをクレーマーというのか (・∀・)ウン!!)

PTA役員もこの競技のために参加しなくてよいし、教頭先生もPTAに気を遣わなくてもよい。いいことだらけですね。

他にも見直したい競技や運営方法は?

PTA競技以外に見直すべき競技はなんでしょうか。それは、ダンスや組立体操などの表現運動だと思います。

表現運動は、練習にものすごく時間がかかる(時間をかけてしまう)種目です。そのため、カットしてしまいたいのですが、保護者が楽しみにしている場合が多いので、規模を縮小するのが現実的です。

具体的には、「入退場を含めて、5分で終わるもの」など、時間を短くする方法や、動きが簡単で覚えやすいものなど、内容を簡単にする方法などがあります。

また、教師の負担を減らすため、表現運動を1から考えることはせず、小学館発行の『教育技術』に掲載されるダンスなど、書籍からそのまま使える物を利用するとよいと思います。

また、運営方法の見直しも大切です。

開会式や閉会式の校長やPTA会長のあいさつは、時間を短くしたりカットしたりすれば、時間を短縮できます。また、入場行進もなくし、所定の場所へ駆け足で集合に変えれば、入場行進の練習をする必要がありません。

いろいろ無駄なものを見直していくと、半日開催にするのは難しいことではないと思います。

保護者が弁当の用意をしなくてよい

保護者の負担は大きいんですよ。子どもの分だけでなく、応援に行く家族全員分が必要ですからね。家族が多ければ、人数分の弁当の用意は一大事です。暑い時期なら保冷対策もしなければならないし。

教員にとっても負担が減ります。まずは、子どもたちが保護者ときちんと出会えたか、弁当にありつけない子どもはいないか確認する作業がなくなります。ネグレクトの家庭の子であれば、もしかしたら弁当を用意してくれないかもしれません。その場合、 余計な対応に時間を費やすことになります。

余計なトラブルもなくなります。酒を飲んでどんちゃん騒ぎをしている、ピザの宅配を頼んで業者が学校の敷地に入ってくるなどの行為に対して、教員が対応する必要もなくなります。運動会は子どもをネタに宴会をする場ではない!!

親子で弁当を食べながら、ゆっくり話をする時間が大切だという人もいますが、それは各家族でそういった機会をつくればよいと思います。 実際の様子を見ていると、早く食べ終わって友達と遊んでいたり、辺りを走り回っていたりする子が、結構たくさんいます。

保護者の場所取りが激化しない

場所取りの問題は、に学校規模により異なります。小規模の学校の場合、基本的に場所取りという概念はありません。児童数が少ないので、レジャーシートを広げる場所が足りなくなることがないからです。

しかし、大規模な学校や都市部の学校は、保護者の場所取りが頭痛のタネになります。

例えば、「夕方5時から一斉に場所取り開始です」と保護者に伝えると、5時前に行列ができます。開始と同時に保護者が一斉に走り出します。保護者同士で怒号が飛び交うこともあります。場所取りのために、遠くから物を投げて場所を取るという荒業を披露する保護者もいます。

「夕方5時はまだ仕事中だ!そんな時間から場所取りに行けるか!」と学校に苦情を言う保護者もいます。 とにかく、保護者の場所取り対応は大変なのです。保護者にとっても教員にとっても。

午後の時間を有効に使える

教員は、日々多忙です。平日は、子どもたちが夕方までいるため、その後に仕事をする時間はほとんどありません。そのため、遅くまで仕事をする毎日になってしまいます。

しかし、運動会を半日開催にすることで、午後の時間を使っていろんなことができるようになります。

平日にできない仕事をする

テストの採点、ノートのチェック、校務分掌の仕事など、平日にたまってしまった仕事を片付ける時間に充てることができます。

事務仕事だけでなく、教室の環境整備(傷んだ机の補修、掲示物の貼り付けなど)のような、時間がかかる作業に時間を使うのもいいですね。

平日に行う会議をやってしまう

職員会議をはじめとする各種会議は、どうしてもまとまった時間を必要とします。そのため、運動会の午後に会議を開くことで、平日の負担を減らすことができます。

現職教育を行う

平日は忙しくて、なかなか現職教育の時間をとることができません。しかし、運動会を半日開催にすれば、午後からゆっくり現職教育を行うことができます。

学習指導要領や授業の改善など、普段はゆっくりできない現職教育に取り組むチャンスになります。

もし、運動会直後でそんな気分になれないようなら、体育の研修と称して、教員運動会を行うなんて案はどうでしょう?バレーボール、バスケットボールなどを通して、職員間の仲が深まること間違いなしです!

年休をとって帰り、リフレッシュ!

教員は働きすぎです。運動会が半日開催であれば、午後からの時間は年休をとって、リフレッシュしてみてはどうでしょう?この場合、他の先生方も巻き込んで、みんなで年休をとれば、だれもが気兼ねなく年休をとることができます。

     

好き勝手なことばかり書きましたが、半日開催はメリットが多いと思います。 保護者の負担、教師の多忙化という観点から、運動会は半日開催がよいと思います。世の中が半日開催を話題にしている今、1日開催をしている学校は半日開催に切り替えていくべきだと思います。
   

ただの個人的な考えで失礼しました。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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