学級崩壊しない若手教師は、子どもと遊んでいる!

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学級崩壊しない若手教師は、子どもと遊んでいる!

と大層なタイトルを付けましたが、もちろんウソを言っているわけではありません。どういうことかというと、

「子どもと遊ぶ若手教師は、積極的に子どもの中に入って、子どもたちのことを知ろうとしている」

ということです。

休み時間になると、外で元気よく遊ぶ子どもたちはたくさんいます。子どもたち、特に低学年の子どもたちは、教師を遊びに誘います。

よく遊びに誘われるのは、若手教師ばかりです。子どもたちはわかっているんですね。若い先生なら一緒に遊んでくれるんじゃないかと。

子どもたちが遊びに誘ってくれた時は、時間の都合がつく限り、必ず一緒に遊んであげましょう。子どもの心をつかむのが上手な先生は、自ら子どもたちの遊びの輪に入っていきます。

休み時間は、次の授業の準備で忙しいかもしれませんが、子どもたちと積極的に遊んでふれ合いましょう。

目次

新任教員こそ子どもたちと遊べ!

新任教員こそ、子どもたちと積極的に遊ぶべきです。授業がヘタだから、休み時間に授業の準備をしなきゃと思うかもしれません。しかし、休み時間に付け焼き刃程度の準備をするくらいなら、遊んだ方が有益です。

ぴーちょこ

もちろん、授業の準備は大切ですが、子どもたちと遊べるのは、休み時間だけですよ。

子どもたちと遊んで、子どもたちと心が通い合えば、たとえ授業がヘタだとしても、子どもたちは一生懸命授業を聞いてくれます。子どもたちは素直です。先生が好きなら、授業を聞こうとするのです。研究授業だったら、大好きな先生を助けようと、積極的に発言をします。

逆にいえば、子どもたちとの信頼関係が築かれておらず、授業がつまらなかったらどうなるでしょう。子どもたちは教師の話を聞くでしょうか。次のようなパターンになるかもしれません。

① 聞かないから注意をする → 学級の雰囲気が悪くなる → 学級が荒れ気味に

② 聞かないけどうまく叱れない → 子どもたちが調子に乗る → 担任の言うことを聞かなくなり荒れ気味に

若手教師にあってベテランにないもの。それは「若さ」!当たり前ですが、この若さというのは、子どもたちにとって大きな魅力なのです。

ベテランの先生は、若さがない分、経験による指導力があります。だから、子どもたちと一緒に遊んでいるように見えないのに、子どもたちの心を上手につかんでいるのです。

ぴーちょこ

外で遊ばなくても、学級内で子どもの心をつかむいろんなことをやっていますよ。

新任教師は、必ず子どもたちと遊びましょう!

遊びの中では、ボス猿であれ!

教師は子どもたちと遊ぶとき、ボス猿であることが求められます。ただし、威張り散らすボス猿ではありません。きちんと統率するボス猿です。

例えば、以下のようなことをします。

・ドッジボールで当たったかどうかで揉めそうな場合、間に入ってジャッジをする。

・遊ぶことが決まらない場合は、何をするか意見を聞いて、決定してあげる。

・遊びに入れない子を連れていき、他の子どもたちの中に入れて一緒に遊ぶ。

揉めた場合、子どもたちに上手に解決させるのは、指導力のあるベテラン教師がやることです。若手教師は、リーダーシップを発揮して、決定してやればよいと思います。

そうすることで、子どもたちは遊びの中で、教師をリーダーとして頼るようになっていきます。もちろん、納得しないような決め方をすれば、子どもたちの反発を招くので注意が必要です。

子どもたちと一緒に遊ぶ中で、遊び方や友達との関わり方などを教えていきましょう。遊びの中で教師がリーダーシップを発揮することが、そのまま学級経営に生きていきます。

遊びの中で子どもたちの個性を見つけろ!

子どもたちと一緒に遊んでいると、意外な一面を見ることがあります。

  • 授業では黙っているけど、遊ぶときは大きな声を出している。
  • 器械運動は苦手だけど、ドッジボールや走ることは得意。
  • 低学年と遊ぶときに、優しく接することができる。

もし、遊びの中で褒めることが見つかれば、しっかり褒めてあげましょう。もし、勉強が苦手だという子でも、教師から遊びで褒められれば、「次の授業、ちょっとがんばってみようかな」という気持ちになるかもしれませんね。

勉強ができるできないは、子どもの一つの側面でしかありません。遊びの中で、子どもたちの個性を発見できれば、さらに深い児童理解につながります。

最後に

最近の学校はいろいろとやることが多く、教師が多忙すぎて、子どもたちと遊ぶ若手教師をが減ってきているように思います。

しかし、子どもたちは教師と遊びたいと思っています。教師だって、子どもたちと過ごすなら楽しい方がいいですよね。

余談ですが、私の娘が、休み時間に校長先生と鬼ごっこをしたと、喜んで話してくれました。若手とか関係なく、先生と遊ぶことは、子どもにとって特別なことなのかもしれません。

子どもたちと遊んで、子どもたちと心を通わせましょう。それができれば、学級崩壊なんて自分には関係ない出来事になるはずです。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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