教員1年目はとにかく勉強の年です。初任者研修でいろいろなことを学び、同僚からはいろんなことを教えてもらい、とにかく学びの1年です。
しかし、2年目以降は、周りから活躍を期待されるようになります。
1年目の頑張り次第で、大きな校務分掌を担当することになる先生も少なくありません。
さて、今回のお話はタイトルの通りです。
教員2年目以降は、「どうしたらよいですか?」は禁句!という話です。
なぜ、「どうしたらよいですか?」と言ってはいけないのか。それは、
自分で考えることを放棄しているから
です。
私が若かったころ、当時の勤務校の教頭先生にこんなことを言われました。
「〇〇したいんですけど、どう思いますか?」と聞かれたら、具体的にアドバイスをしてあげられる。しかし、「どうしたらよいですか?」と聞かれたら、私は「どうしたいんだ?」と逆に聞き返してやるんだ。そうすると、大抵答えられない。つまり、自分で考えることを放棄しているんだな。最初から全部教えてもらう気でいる。そんなやつはもう成長できない。そんなことをいうやつになってはいけないぞ。
教員歴10数年の中堅の先生でも、口癖のように使っている先生がいました。聞いていて残念に思いました。
教員に限らず、きっとどんな仕事でも「どうしたらよいですか?」と聞いていけない言葉だと思います。これが通用するのは、まだ仕事に慣れてない初期の頃だけでしょう。
教員は、授業でも学校行事でも、とにかくいろいろな場面でいろんなアイデアを出すことが求められる仕事です。「どうしたらよいですか?」という言葉が口癖にならないようにしましょう。
何かを教えてもらう時は、「〇〇したいんですけど、どう思いますか?」というように、自分の考えをしっかり述べ、それに対して意見を求めましょう。
ちょっとした教員の心構えの話でした。