小学生向け 通信教育の考え方 ~元教員が保護者からの声を参考に語る~

子どもの成績を伸ばしたい!親なら誰もが思うことです。

そのために通信教育を受けさせることを考えたことはありませんか?

家庭学習に関する考え方については、下記の記事をご覧ください。

家庭学習はとても大切です。でも、家庭学習への取り組み方にはどんな方法があるのか。

ざっくりと以下のような方法があると思います。

  1. 通信教育を利用する。
  2. 書店で市販の問題集を買う。
  3. ネットで無料、または有料のプリントをダウンロードする。
  4. 親が学校の教科書やドリルなどを利用して教える。

1から4にいくにしたがって、金銭的な負担は少なくなります。ただし、親がしっかりとした教育方針と計画をもっていないと、何をしてよいかわからなくなるかもしれません。

小学生の成績を伸ばすためには、親の関わりがすごく重要です。

金銭的な問題がなければ、通信教育を考えると思います。

わが家も通信教育を利用していますが、子どもにとっての利点はたくさんあります。

しかし、ただ買い与えるだけでよいわけではありません。

今回は、小学生に通信教育を始めさせるにあたっての注意点をまとめていきたいと思います。

私は元教員でしたから、懇談の時などに保護者から通信教育の利用についてたびたび相談を受けました。

そうしたことも踏まえながら、記事をまとめていきたいと思います。

目次

通信教育にはどんなものがある?

まず、小学生向けの通信教育にはどんなものがあるか、ざっと挙げてみましょう。

【進研ゼミ小学講座】 ◆スマイルゼミ◆ Z会の通信教育 小学生コース スタサプ 【天神】小学生版 通信教育ならデキタス

・月刊ポピー

・名探偵コナンゼミ

などなど、いろいろな通信教育があります。

ぴーちょこ

昔ながらの書き込むものからタブレット学習まで、いろいろな通信教育があります。

この記事では、通信教育を比較することはしません。おススメの通信教育に関しては、別記事にしたいと思います。

さて、さまざまな通信教育がありますが、共通する良い点、良くない点を述べていきます。

通信教育の良いところ

学習計画がしっかりしている

通信教育は、どの会社も学習計画がしっかり立てられています。教科書に沿って、今どんな学習をしておくとよいのか、ということがしっかり研究されています。

そのため、毎月送られてくる教材を確実にこなしていけば、学力の定着につながっていきます。

学校での教科書の進度を先取りして早めに学習できるので、予習という形になることが多いです。そのため、すでに予習したことを学校で学ぶので、授業の理解度が上がりやすくなります。

私が教員だった時に、保護者からの相談で多かったのは、「何を教えてよいのかわからない。」ということでした。

そういう悩みをもっている保護者は、後手になりがちだということがわかりました。

子どもが学校で授業を受ける

わからない

家で教える

理解させる間に授業はどんどん進む

わからないところを追いかけるように教える

という流れになってしまいます。

そのため、子どもは授業がわからないとやる気をなくし、保護者もそれに対応することに疲れてしまいます。

学校の授業を先取りして、家で教えられる保護者であればよいですが、実際にはそんな保護者は多くありませんでした。仕事、家事、子育てなど、親も何かと多忙なのです。

そのため、授業進度を見越して教材を送ってくれる通信教育は、とても便利な学習教材です。

一人で学習しても理解できるように作られている

通信教育は、基本的に一人で学習を進めても理解できるように作られています。

市販の問題集だと、解説部分が少なく、一人で学習を進めることが困難な子もいます。

しかし、通信教育はテキスト学習でもタブレット学習でも、解説の部分に力を入れており、自主学習が進めやすいような工夫がされています。

最近は、タブレット学習の通信教育が増えました。動画で説明することができるので、読むことが苦手な子にとっても理解しやすいです。

子どもの学習意欲を高める工夫がされている

「スマイルゼミ」のランクアップシステム
https://smile-zemi.jp/shogaku/?utm_source=a8&utm_medium=aff&utm_campaign=a8_elementary&waad=GyodQdNyより引用

通信教育は、子どもの学習意欲を高める工夫がたくさんされています。ここが、通信教育選びの大きなポイントの一つになります。

自分の子どもにどの通信教育を選ぶかは、わが子のやる気を引き出してくれる工夫選びでもあります。それほど、各社いろいろな工夫をこらしています。

例えば、私の家庭の次女は進研ゼミ小学講座を受講しています。

娘は定期的に送られてくる学習教材をものすごく楽しみにしています。最近だと、「光る!星座早見」がもらえるのが待ちきれなくて、毎日のように「まだかなぁ」と言っていました。

また、赤ペン先生に出して、そのテストを評価してもらえることも楽しみであるらしく、そのために、毎月送られてくる教材にしっかり取り組んでいます。

わが家の次女は、進研ゼミ小学講座が思い切りハマった形です。

通信教育は、子どもの学習意欲を高めるために様々な工夫をしていますが、これが逆に端緒になることもあります。それについては、後ほど紹介します。

塾ほど金銭的、時間的な負担がない

通信教育は、塾ほど金銭的な負担が大きくありません。

有名私立中学受験に向けた進学塾ではなく、学校での授業対策となる一般的な学習塾に通うとなると、集団形式の塾でも月に1~2万、個別形式だとさらにかかるでしょう。

学年や週に何日通うかなどで大きく変わります。

しかし、通信教育の場合、月に3000円くらいから高くても1万円以内が相場です。

学習塾は、夏休みや冬休みに夏季講習や冬期講習といった名目でさらに費用がかかる場合が多いので注意が必要です。

あと、忘れてはならいのが、時間的な負担です。金銭的な負担に目が行きがちですが、時間的な負担も考える必要があります。

塾に通うのに送迎するのであれば、親がその時間を作る必要があります。子どもが自分で塾に通うにしても、移動の時間を考える必要があります。

塾へ通うことが子どもにとってメリットがあればよいですが、行きと帰りに合わせて1時間使うようであれば、その1時間にできることはたくさんあります。

有名私立中学を受験するのであれば、対応した学習塾に通うのは必須かもしれません。しかし、学校の学習内容を定着させるための学習塾であれば、小学校の間はよく考えた方がよいと思います。

通信教育であれば、移動時間がないので、自分の都合で学習に取り組むことができます。

通信教育の良くないところ

通信教育を頼んだだけで、親が何もしなくなる

私が教員だった時、懇談でよく保護者に言われたことが、「うちの子、通信教育の教材をためちゃうんですよ。」というものです。

聞けばどんどんたまっていって、もうやりきれなくなっているとのこと。

保護者に、「取り組む時間って決めていますか?」と聞くと、大半は「決めていなくて子どもに任せている」と答えます。

「今月号の中身が何か知っていますか?」と聞くと、「私は見ていないからわからない」と言います。

通信教育を頼んでも、子どもがやらない家庭は、親がきちんと見ていません。きっと、通信教育を頼んでおけばよいと思っているのか、頼んだことで安心してしまったのか、買い与えることで結果につながると思っているのだと思います。

通信教育を頼んだだけで成績が上がるなんて、思ってはいけません!

通信教育を扱う各会社は、「子どもの学習を見ていないと成績の上昇は期待できません」とは言わないと思います。売り上げに響きますからね。

元教員の私から言わせれば、通信教育は家庭教育の延長線上にあるものです。

親が子どもに家庭学習をさせるのに、何をしてよいかわからないから通信教育の力を借りるのです。

決して任せきりではいけません。

ですから、通信教育を頼んでも、学習習慣がしっかり身に付くまでは、親がしっかりと時間を決めて取り組ませ、学習状況を把握する必要があります。

ぴーちょこ

以下の画像のように、保護者のための機能があるのも、最近の通信教育の特徴です。

スマイルゼミの「みまもる機能」
https://smile-zemi.jp/shogaku/?utm_source=a8&utm_medium=aff&utm_campaign=a8_elementary&waad=GyodQdNyより引用

学習習慣がしっかり身に付けば、自分で計画的に学習に取り組むようになります。

わが家の次女は、何も言わなくても毎月きちんと終わらせるようになりました。

いろいろと誘惑が多い

通信教育には、いろいろと誘惑が多いのが欠点です。これは、子どもの学習意欲を高めるための工夫の裏側でもあります。

通信教育には、子どもの学習意欲を高める工夫がされているのは前述の通りですが、そのために、以下のようなことが起こりえます。以下に紹介することも、私が教員だったころに、いろんな保護者から聞いた話です。

付録のマンガだけ読んで、学習になかなか取り組まない。

タブレットを触るだけで、集中して学習に取り組まない。

親から見て、必要だと思えないオマケが多い。

子どもは一人一人違うので、その子にあった通信教育を選ぶ必要があります。

タブレットをフルに活用する通信教育から、月間ポピーのようにシンプルな通信教育までいろいろなものがあります。それぞれの特徴をよくつかむことが大切です。

そうでないと、肝心の学習がおろそかになってしまう可能性があります。

まとめ~小学生の通信教育の考え方~

いろいろと述べてきましたが、元教員の私の考えをまとめます。

①小学生の間は、その子にあった通信教育を受講するのがよい。

②学習習慣が定着するまで、親が一緒になって取り組む。

①については、通信教育に限らず、市販の問題集でも構いません。

学校の授業で学習するだけでは、絶対的に学習量が不足します。学力を定着させるためには、相応の練習が必要です。

そのためには、市販の問題集を用意してもよいのですが、やはり通信教育は市販の問題集にはない魅力があります。

ただ、その子に合った通信教育を選択することが大切です。小学校低学年の子であれば、親の教育方針に合うものを選べばよいでしょう。本人にはよくわからないでしょうから。

②についても、通信教育に限らず、家庭学習において重要なことです。

通信教育を頼んで、後は子どもに丸投げにならないようにしましょう。一緒に内容を確認し取り組むことで、親もその通信教育のことを理解するので、学習効果はグンと高まるはずです。

毎月、お金を払うのですから、通信教育の良いところをとことん利用して、わが子の成績アップを目指しましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

コメント

コメントする

目次
閉じる