こんな校長は嫌だ!

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教員のみなさん。これまでいろんな校長先生に出会ってきたことと思います。

当然、尊敬できる校長先生、仕事がやりやすかった校長先生などよいと思える校長先生もいれば、はっきり言って嫌いだ!という校長先生もいたでしょう。

ぴーちょこ

私も多くはありませんが、嫌だった校長先生がいます。

こんかいは、「こんな校長は嫌だ!」というタイトルの記事です。

この記事はだれにおススメするかと言うと、

  • 今、嫌な校長のもとで働いていてストレスをためている先生
  • 将来、校長になるという野望をもっている先生
  • 最近、職員室の先生に嫌がられているのでは?と思っている校長先生
  • たまたまこの記事にたどり着いた人

それでは、始めます。もちろん、実際にいた校長先生の話です。

目次

ビクビクしていて頼りない

私の経験上、このタイプの校長は最も嫌です。

その理由は、単純です。それは、「職場の教職員が守られないから」です。

ビクビクしているため、圧力をかけられるとすぐに屈します。そのため、こんなことが起きました。

新型コロナの影響で、学校行事が中止・縮小する中、事は起こりました。同じ中学校区にある他の小学校に比べて学校行事が少ない!どういうことか説明しろ!と2人の保護者に迫られ、何と急遽学年集会を開くことに。しかも、説明するのは、学年主任を中心とする学年の先生たち。校長は後ろで見ているだけ。

ぴーちょこ

保護者に迫られても、「安全を考えて、うちの学校はこうなんです!」と突っぱねればいいだけなのに。

こんな態度をとっていては、保護者からもなめられますよね。「あの校長は文句を言えば動く」と思われたことでしょう。

また、この校長は高圧的な職員も苦手です。

高圧的な態度のおばちゃん先生が、「来年は、○年生にしてくださいね!あと、○○先生と一緒にやるのは嫌です!」と校長面談で伝えたことが、次年度全て叶えられていました…。

高圧的でワンマン

高圧的でワンマンな校長も、働きにくい職場の一つです。

私の転勤先が決まった時、ある先生に伝えたらこんなことを言われました。

ワンマンで有名な校長がいる学校だね。まあ、勉強だと思ってがんばって!

そして、4月。転勤先で同じ学年になった先生には、こんなことを言われました。

男の先生は思い切り怒鳴られるから、プライドを傷つけられるかもしれないけど、気にしないようにした方がいいよ。

ぴーちょこ

そんなこと言われたら、働きづらいじゃないですか…。

このワンマン校長。実際どんな人だったかというと、

  • 運動会の練習で、「なんだ、あの並び方は!」「体操の手がそろってない!」など体育主任に文句を言いまくる。
  • 職員間で相談した児童会行事の新しい試みを報告すると、「私は反対だ。そんなことをやる必要ないだろ!」の一声でボツ。
  • 逆に職員会議で、「児童会でこんなことやってみたらどうだ。時期は…○月頃だな。次回の職員会議で提案してくれ」と鶴の一声で決定。
  • 「私は聞いていない」というのが口癖だった。
  • コーヒーメーカーがほしいということで、職員から徴収したお金で先に購入!事後報告!

このタイプの校長の特徴として感じるのは、「お気に入りの教員ばかりひいきすること」だと思います。

ぴーちょこ

こういう校長に気に入られた先生が、出世していくんだよね~。

思いつきで話す

このタイプの校長は、職場の先生たちを振り回します。

例えば、こんなことがありました。あ、上のワンマン校長と同じ人物です。

作品展の前日。最終チェックで、勤務時間が過ぎても先生たちは仕事をしている。そんな状況の中、校長がやってきました。良識のある校長ならこういうでしょう。「勤務時間過ぎてるのに、遅くまでご苦労様」と。しかし、その校長が言ったのは信じられない一言。「作品のタイトルをもう少し工夫した方がいいんじゃない?」と。そのせいで、どの学年もタイトルを作り直す羽目に…。それまで一度も掲示の様子を見に来なかったのに、前日にちょっときて一言。さすがに腹が立ちました!!

思いつきで話す校長は、本当に迷惑です。

別の校長は、思いつき、つまりその時の気分で意見を言うのでよく混乱させられました。

学校行事について提案するとき、昨年度と同じような流れで出したら、校長に変えた方がいいと言われました。いやいや、そもそも昨年度の案は、校長先生の強い希望で決めたことでしょ。自分が言ったことをすっかり忘れているようでした。

その学校。長く勤めている先生はさすがです。「昨年度OKでも、今年はOKか事前に確認した方がいい。思いつきで言うから自分の言ったことを覚えていないからね。」と教えられました。

ぴーちょこ

まあ、その校長のもとで長く勤めている先生は不信感でいっぱいです。

余計な仕事を増やす

これも厄介な校長のタイプです。

いろんな場面で仕事を増やしてきます。たいてい、こういう余分な仕事を増やす校長は、良かれと思って言うのでタチが悪いです。例えば、こんなことを言われました。

担任は、学級の子どもたちをどう育てたいか、年間目標を立てなければいけない。でも、言葉ではわかりにくいから図式化した方がよい。だから、4月当初に作成しなさい。

で、結局どうなったか。担任の先生は、忙しい4月に作りました。そして、それはその後見ることなく、校長もそれをもとに1年間を反省しなさいなどの指示もなく、終わりました…。

他にも、以下のようなこともありました。

地域人材を積極的に活用しているという実績を作りたい校長。とにかく、いろんな地域人材を活用しようと各学年に指示を出してくる。しかし、計画や講師との段取りは全部学年任せ。校長は当日あいさつをするのみ。それなのに、「うちの学校は、地域連携して教育を進めている」とさも自分の手柄のようにPTAにアピールしている。

まあ、似たようなことは、この記事をご覧の先生方も経験されているかもしれません。校長の思いが強くていろいろやりたがるのですが、忙しくなるのは子どもたちに直接関わっている担任です。

最後に

いかがでしたか。共感できた部分、そうでない部分とあったかと思います。

では逆に、よい校長とはどんな校長でしょうか。

私が出会ったよい校長、尊敬できる校長はこんな人でした。

  • 最後の責任は自分がとるという覚悟をもって、教職員にのびのび仕事をさせる校長
  • いけないことはどんな先生であってもきちんと指導できる校長
  • 教職員の仕事ぶりをよく把握していて、適度に労いの言葉をかけてくれる校長
  • 教職員を保護者や地域の人から守ってくれる校長
  • だれにでも公平な態度で接してくれる校長

よい校長先生にめぐりあい、のびのびと仕事ができるといいですね。そして、いつか校長になるかもしれません。職場の人に頼られる校長先生になってください。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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