イチッ、ニィッ、イチッ、ニィッ、さて何のこと?

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こんにちは、元教員のぴーちょこです。

タイトルを見て何のこと?と思われたかもしれませんが、教員界にあることを皮肉ってつけました。教員界にあると書きましたが、日本全国どこでも同じなのかどうかはわかりません(笑)。

まあ、こんな地域もあるんだなと思って、流し読みしてもらえればありがたいです。ちょっとしたカフェタイムとして、私の雑談にお付き合いください。

1、2、1、2・・・これは小学校における学年のことです。  

そう、1年生と2年生ばかりやっている先生のことを言います。足踏み先生とでも言わせてください。  

勘違いされないように言っておきますが、低学年のスペシャリストはいます。

本当に低学年の子どもの扱いが上手で、学校生活のイロハをしっかり身に付けさせるすばらしい先生は確かにいます。しかし、このような先生は高学年をやっても、上手に学級経営をされます。  

問題は、明らかに1年生と2年生ばかりやっている(やらされている?希望している?)先生がいることです。職場に何年もいれば、明らかにその違和感に気づきます。

では、なぜそのような状況が生まれるのか。わたしが個人的な分析をした結果、大きく3つのタイプに分けられます。ぴーちょこの個人的分析ですから、ツッコミを入れながらご覧ください。

目次

① 低学年が「楽だから」という理由で希望するタイプ

まず、第一にこのタイプです。勘違いも甚だしいタイプです。はっきり言います。私はこのタイプが大キライです。低学年を本気で指導していこうと思ったら、楽なわけないでしょ!と言いたくなります。多分、楽だと思う理由は、「言いなりにさせることができるから」でしょう。

さて、ここからは、かなり私の主観が入りますが、低学年が「楽だから」という理由で、1・2年生を希望するタイプの特徴を挙げます。

ぴーちょこ

個人的に、怒りの感情が含まれています(笑)。ご容赦くださいm(__)m

  • 性格がキツイおばちゃん
  • 大切なのは、子どもの自主性よりも子どもを統率すること
  • 長年培ってきた自分のやり方を変えられないし、変えようともしない
  • 新しい試みを嫌う
  • 自分の授業を見られることを嫌がる
  • その割には、人の授業にあーだ、こーだと言う
  • 基本的に、「楽をしたい」という気持ちが見える
  • 校長や教頭にも、高圧的な態度で迫ることがある

一見、ベテラン風を装っていますが、だまされてはいけません!根底にあるのは、「楽をすること」です。そして、自分の思い通りに動かしたいので、素直に言うことを聞く低学年を希望するのです。

性格がきつく、校長や教頭といった管理職へも言いたいことをズバズバ言うので、事を荒立てたくない管理職だと、言うことを聞いてしまいます。その結果、イッチニッ、イッチニッと足踏みをすることになります。

あ、このタイプの先生の口癖として、「若い奴は何でも経験としてやらなきゃいけない」「私も若い頃はいろいろやってきた」と言います。こういって、校務分掌からも積極的に逃げます!

ぴーちょこ

若いときに仕事をしてきたのか、怪しい…。

最後に、このタイプの先生が年度末反省会で言っていたことを紹介して、次のタイプに行きます。

高学年なんて、教科が多いし、総合もやらなきゃいけないから面倒。テストの採点だって、高学年は時間がかかるし。めんどくさい子どももいるしさ。修学旅行とか、宿泊行事だってわざわざ行きたくないよね。

② 高学年を任せられないタイプ

次は、高学年を任せられないタイプについてです。このタイプは、管理職が意図して低学年に配置しています。さて、このタイプはどんな教員なのか、これまた個人的主観で述べていきます。

ぴーちょこ

悪い人ではないんですよ、このタイプの先生

  • 性格はおだやか。仕事が関係しないと、いい人
  • 年齢は関係なく、若手から年配まで幅広くいる
  • 年配の場合だと、動きが全体的にスロー
  • 高学年を任せると学級が荒れる、またはそうなった過去がある
  • 高学年の児童になめられやすい、うまく関わることができない
  • 適度なタイミングで適度な叱り方ができない、急に怒りを爆発させることがある
  • 声が小さい

簡単に言うと、子どもをうまくまとめられない先生です。こういうタイプの先生は、高学年の児童に乗り越えられてしまうので、子どもが言うことを聞かなくなってしまいます。

だから、このタイプの先生は、高学年だけでなく、3・4年生であっても、対応が難しい児童がいればうまく対応できないと思います。

ここまで読んで、「ん?このタイプの先生、低学年だったらいいってわけじゃないでしょ」と思われた先生、さすがです。その通りで、低学年であっても、言うことを聞かない児童がいれば、学級をまとめることができません。

結論として、高学年に配置するとうまくいかないことは分かっているから、低学年に配置されるということです。

ぴーちょこ

若手でこういうタイプの先生には、まじめで一生懸命な人もたくさんいます。うまくフォローしてあげることが大切です。

③ 学校事情で、低学年に配置されてしまうタイプ

このタイプの先生は、学校でも核となる仕事ができる先生です。決してイッチニッイッチニッと足踏みするわけではなく、どの学年も受け持つ可能性があります。しかし、学校事情により足踏みしてしまいます。本人の希望ではなく、管理職の希望で低学年に配置されるのです。

さて、相変わらず私の主観でこのタイプの特徴をまとめます。

  • 仕事ができる上、職場の人間関係を良好に築ける
  • 中堅からベテランの先生で、女性が多い
  • 職場の仲間から信頼が厚い

このタイプの先生は、実は被害者です。

上記に挙げた、①と②のタイプの先生をコントロールして、学年をまとめる役割を担います。つまり、バランス係です。当然、学年主任を任されます。管理職から、「お願い!あなたしかできないから頼むね!」と言われているはずです。

①の先生と仕事をするときは、①のタイプの先生をヨイショしつつ、気持ちよく仕事をやってもらうように配慮します。本人は、①のタイプの先生と一緒にやりたくないと思っていますが、①のタイプの先生に好かれています(笑)。

②の先生と仕事するときは、学級がうまく回るように、様子を見ながら必要な支援をします。もちろん、本人のプライドを傷つけないように上手に対応します。

学校という組織は、学年がしっかりまとまってやっていく必要があります。そのため、管理職は学年のバランスを考え、こういった配置を考えます。  

なお、③のタイプの先生は基本的にどの学年でもOKなのですが、小規模校のような単学級の学校では、他の教員とのバランスの関係で、単純に学年配置が低学年に固定されがちな場合もあります。

まとめ

好き勝手に言いたいことをまとめていったせいで、何が伝えたいのかわかりにくくなってしまいました(-_-;)

結局、私が言いたいのは、

楽だからという勘違いの理由で、低学年ばかり希望し、好き勝手やることが許せない!低学年は楽ではない!学校生活の基礎を、学習の基礎を築く大事な学年だ!

ということです。こういう先生が職場にいると、まじめに働いている大多数の先生の意欲を削ぎます。職員室には、若手からベテランの先生まで、いろんな先生がいます。多忙な中で一生懸命がんばる先生たちが、気持ちよく仕事ができるように、一部の教員のわがままを聞くのではなく、適材適所で学年配置を考えてほしいものです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。  

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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