「学校給食は太る!」と教員の間で話題になったことはありませんか?給食は、育ち盛りの子どもたち向けのメニューだから、高カロリー!ダイエットの敵だ!と言っていた先生がいました。
でも、ふと思ったのです。
学校給食は本当にカロリーが高いのか?
そこで実際どれくらいなんだろうと思い、調べてみました。調べたのは、文部科学省の学校給食実施基準です。
年齢(学年) | カロリー |
---|---|
6~7歳(小1~小2) | 530 kcal |
8~9歳(小3~小4) | 650 kcal |
10~11歳(小5~小6) | 780 kcal |
12~14歳(中学生) | 830 kcal |
小1や小2と中学生では、300kcalも違うね!
上記の表の基準をもとに、給食が用意されます。献立によって若干のばらつきはあると思いますが、毎日これくらいのカロリーを摂取できるような給食が用意されます。確かに、中学校勤務のときは、給食の量が多いなと感じました。
小学校でも、パンや麺は低学年と高学年でサイズが違いますよね。でも、低学年の担任をやっていても、「先生用」と書かれたパンが入っているので、教師は少なくとも小3~4年生くらいのカロリーは摂取していると思います。
学校給食は、太らない!
学校給食のカロリーを調べて思ったこと、それは、
給食を普通に食べてもダイエットはできるじゃん!
ということです。
給食のカロリーは数値が決められているので、通常の量であれば700kcalくらいを摂取することになります。これはある意味カロリー計算がしやすくてよいのではないのでしょうか?
ダイエットをしている先生なら、昼のカロリーが決まっているので、それに合わせて朝食と夕食のカロリーを計算すればよいことになります。
では、なぜ給食は太るという話がでるのか?それは単純です。
食べすぎるから!
食べ過ぎれば、どんな食事だって太ります。しかし、給食のカロリーは700kcalくらいですよ。通常の量を食べる分には、過剰にカロリーを摂取することはありません。
しかし、子どもに交じって自分もおかわりをしていたら、あっという間に1000kcalは超えます…。
給食が残るのが嫌だからって、自分が食べていたら太りますよね。
若い頃はそれでも、休み時間に子どもたちと外で遊んでいたから、カロリーを消費していたかもしれません。しかし、年齢が増すごとに動かなくなります。そりゃ太るでしょう!
でも、教師の仕事は本当にキツイ!だから食べないともちません。給食は低カロリーとはいえませんが、栄養バランスがしっかりしているので、きちんと食べた方がよいです。
教師を辞めて思ったのですが、給食ほどよい昼食はありません!栄養バランスは考えられているし、カロリーがムチャクチャ高いわけでもないし、値段も安い!メニューも毎日変わって飽きない!
だから、ダイエットをしている人は、給食は通常の量をきちんと食べて、他の食事で調整するのが一番良い方法です。まさか子どもの前で、「先生はダイエット中だから、給食はすごーく少なくしてね。」なんて言ってないですよね?子どもたちに「好き嫌いはダメ」と指導する手前、偏食はできません。
とにかく、給食は普通に食べる分には太らない!
と覚えておきましょう!
私、ぴーちょこは、教員を辞めたら太りました…。大きく変わった食生活は、やはり昼食です。どうしても食べ過ぎてしまうこと、そしてカロリー計算をしないで食べてしまうことが原因です。
1日に必要なカロリー量ってどれくらい?
一日に必要なカロリー量はどのくらいなのでしょうか。
令和元年12月に「日本人の食事摂取基準」策定検討会がまとめた「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、推定エネルギー必要量は以下のようになります。なお、身体活動レベルによってⅠ~Ⅲと分けられていますが、教員の活動量ではⅡが妥当なので、それを表記しています。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
18~29(歳) | 2,650 | 2,000 |
30~49(歳) | 2,700 | 2,050 |
50~64(歳) | 2,600 | 1,950 |
年齢によってそれほど変わるわけではないんだね。でも、男女差はけっこうあるね。
この表から、20代の女性の先生であれば、朝と夜で1300kcal以内に、30代の男性の先生であれば、2000kcal以内に抑えればよいのです。
しかし、ダイエットを考えた場合、
一日の摂取カロリー < 一日の消費カロリー
となるようにしなければいけません。
朝と夜の摂取カロリーを抑えるにはどうしたらよいのでしょうか。それには、置き換えダイエットが効果的です。
簡単な食事や外食で済ませる人と違い、教員は給食で栄養バランスのとれた食事をとることができます。だから、一食置き換えダイエット食品にしても、栄養面での不安はありません。
また、最近の置き換えダイエット食品は栄養のバランスも考えられているので、給食と組み合わせれば栄養面での不安はなくなります。
置き換えダイエットで選ぶなら
置き換えダイエットをするなら、何を選ぶとよいのでしょうか。ここからは、ジャンルごとに紹介していきます。
先生方の生活スタイルに合うものを選んでくださいね。
ドリンク系
ドリンク系は豊富な種類があるため、いろいろと選べるのがポイントです。水や牛乳に溶かすだけの手軽さから、朝から朝食をゆっくり食べる時間がとれない先生にピッタリです。
特に中学校の先生は、部活の朝練で朝早くから活動しますよね。時間がない中でも、手軽に作れて時間がかかりません。
吸収速度が遅い糖質である「パラチノース」が配合されているため、満腹感が続きます。ストロベリー、キャラメルラテ、あっさりショコラ、バナナの4種類の味があり、味に飽きません。特に甘いものが好きな人にとっては、甘いものをがまんしなくてもよい良さがあります。
クッキー系
お菓子系のものです。よく見られるものは、おからを主体としたクッキーです。
おからクッキーの一枚あたりのカロリーは、20~40kcalです。もちろん、食べ過ぎたら太りますよ。
食べるときのポイントは、水分を多くとりながら食べることです。そうすることで、おからクッキーが水分を含んでおなかの中で膨らみ、満腹感が得られます。
比較的に取り組みやすい置き換えダイエット食品ということで、薬局でも購入が可能です。
食品系
いわゆる通常の食品に置き換わるダイエット食品です。こんにゃくを素材としたものがポピュラーで、こんにゃく麺のパスタやラーメンなどをよく見かけます。
最初はこんにゃく麺だと物足りなく感じる人もいるかと思います。しかし、慣れてくると全然気にならなくなります。
スープが7種類(しょうゆ、みそ、とんこつ、しお、ピリ辛しょうゆ、カレーうどん、やきそば)あるので、その日の気分で味を決めることができます。また、低カロリーなのがセールスポイントで、ピリ辛しょうゆなら、一食当たり27kcalしかありません。
夜はしっかり食べたい。でもダイエットもしたいという人は、こんにゃく麺を検討してください。続けられれば、効果は絶大ですよ。
私の知り合いの先生も、こんにゃくで置き換えダイエットをして、1年で10㎏近く減量することに成功しました。
こんにゃく麺での置き換えは、慣れてくれば苦にならないどころか、やみつきになってしまいます。だって、確実に着実に体重が落ちていくんだもん!
まとめ
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
要点をまとめます。
- 給食は栄養バランスに優れているため、通常の量を食べる。
- 朝と夜の食事で、一日のカロリー摂取量を調整する。
- 教員に向いているダイエット法は、置き換えダイエット。
ダイエットに取り組んでも、健康を害したら意味がありません。教員は、毎日栄養バランスの良い給食を食べることができます。ですから、栄養は給食を中心に考え、朝か夜のどちらかを置き換えダイエット食品に変えるのが効果的です。
給食を普通の分量にして、一食を置き換えダイエット食品にします。1カ月続ければ、確実に効果は出ます!
プラスして、以下のことに気を付けましょう。
- 適度な運動をする。(時間がとれないなら、校舎内の移動は早歩きで。)
- 間食は我慢するか、おからクッキーをたっぷりの水分とともに少しだけ食べる。
- どういう体形になりたいか常にイメージする。(理想の自分をイメージすることで効果が上がります)
適度なカロリーで、栄養バランスバッチリの給食が食べられるという教員のメリットを生かして、理想の体型を手に入れてください。