元公立小中学校教員のぴーちょこです。
学校で特別な授業を行いたい場合、外部の人材を利用して行うと便利です。閉鎖的にならず、どんどん外部の力を借りて授業を行う方が、子どもたちにとってもよい学びができると思います。
段取りや準備など、少し手間がかかるところもありますが、一度経験してしまえば、次年度以降も利用しようと思えるはずです。
さて、今回は防犯について学習する「防犯教室」を取り上げてみました。なお、今回取り上げている防犯教室は、主に連れ去りといった自分の身を守ることを中心としたものを紹介しています。
警察署の防犯教室
警察署には、小学生や中学生対象に防犯教室を行っているところがあります。各警察署に問い合わせてみてください。参考に、いくつかリンクを貼っておきます。
メリット
- 費用がかからない
- 警察署がもっている最新の情報や、具体的な事案等が聞ける
- 寸劇や紙芝居など、子どもたちにわかりやすく説明してくれる
デメリット
- 人気があるため、早めに日時を予約しておく必要がある。(できれば前年度に)
警察署が行っているからといって、決して堅苦しい説明ではなく、低学年の児童にもわかりやすい形で教えてくれます。同じ公務員として?防犯教室を考えるなら、とりあえず警察署をあたってみるとよいかと思います。
ただ、地域によると思いますが、とても人気があり、一度受講した学校は毎年利用しているような印象を受けます。そのため、初めての場合は日程を柔軟に考えておいた方がよいです。
ALSOKあんしん教室
綜合警備保障会社ALSOKでは、小学生向けに防犯教室を行っています。低学年向け、高学年向けといった内容わけがされており、選びやすいです。
メリット
- 低学年向け、高学年向けなど、複数のプログラムから選べる
- 費用がかからない
- 最寄りの事業所から問い合わせができ、そのエリアに詳しい人を派遣してくれる
デメリット
- 地域によっては人気があり、予約が取りにくい場合がある
- クラス単位(40人程度)の実施となる
- 対象は小学校のみ。
申し込みは、最寄りの事業所に電話連絡をします。私が申し込んだときは、担当の方が丁寧に対応してくださいました。ALSOKが基本的な指導案をもっていますが、学校事情に合わせて相談しながら当日の内容を決めることができます。
基本的にクラス単位の実施となりますが、学年一斉に行いたいなどの要望は直接交渉するとよいかと思います。
ドナルドの防犯教室
おなじみマクドナルドのドナルドによる防犯教室です。幼稚園・保育園向けと、小学校向けの2種類があります。申し込みはインターネットからできます。
メリット
- 費用がかからない
- 子どもたちが知っているキャラクターなので、興味をひきやすい
デメリット
- 内容が低学年向けなので、高学年には合わないかもしれない
最後に
以上のほかに、ボランティア団体や地域の企業などが、地域密着で防犯教室を開いている場合があります。そうしたところが見つかれば、検討してみる価値があると思います。
特に、地域のボランティア団体の場合、開催方法について柔軟に対応してもらえる場合があり、クラスごと、学年ごと、複数学年での実施など、こちらの希望に合わせて実施してもらえる場合があります。
今回は、自分の身を守る防犯教室を行っているところを紹介しました。教師が話すよりも、わかりやすく楽しいのが防犯教室です。もし、防犯について学習させることを考えているのであれば、一度ホームページをのぞいてもらえればと思います。