「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任!」にする教師もいる話

大人気「半沢直樹」に出てきたあのフレーズ

「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任。」

ぴーちょこ

ひぃぃ!たまったもんじゃないよね。

本来であれば、教師(というか上に立つ全ての役職の人)は、

「部下の失敗は上司のもの、成功は部下の手柄」

という責任の取り方をしてほしいものです。だって、成功させるために精力的に行動するのは部下じゃないですか。

しかし、今回は残念ながら「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」という態度をとる教師のお話です。

この記事をご覧の方は、きっと周りにもこんな教員がいるはずです。反面教師として、自分は絶対にこうならないぞと思っていただければと思います。

目次

M先生の紹介

今回の記事に登場するのは、M先生です。

上司や部下という言葉が出てくると、校長や教頭と他の先生という図式を頭に描かれたかもしれませんが、M先生は小学校の学級担任です。

つまり、今回の上司と部下というのを、「担任と子どもたち」に置き換えてください。

M先生のスペック

・40代女性(当時)
・大人との会話は問題ナシ(というかおもしろい)
児童に対して威圧的(すぐ怒る)
責任感がないわけではないが、やる気もない
言い訳が多い

ぴーちょこ

下の3点に注目して、この後の記事をお読みください。

M先生は、職員室で会話をしているとおもしろいんですよ。話題も豊富ですし、冗談もおもしろい。普通に会話している分には、とても気さくで印象のいい先生と感じます。

しかし、子どもたちの前に立つと態度がガラッと変わるのです。

それでは、具体的にどんな出来事があったか紹介していきます。

子どもたちに任せすぎて失敗する児童会企画

M先生が児童会担当になった年の話です。

基本的にM先生は、「責任感はないわけではないが(あるとも言えない…)、やる気もない」先生です。

秋になると、毎年児童会企画として、遊びの集会が行われていました。さあ、M先生がとった行動とは、

子どもたちに任せる

です。子どもたちに任せることは、悪いことではありません。自主性を育てるために必要なことです。

しかし、M先生は、子どもたちが考えた遊びの内容やルールを簡単に確認しただけで、当日の進行を全て児童会役員に任せてしまいました。

ぴーちょこ

どうなるか想像がつきますよね…。

児童会企画が行われるまで

当日、どんな結果になったかをお話しする前に、この児童会企画が行われる前にあった出来事を簡単に紹介します。実は始まるまでにこんなことがありました。

まず、児童会企画は「全校鬼ごっこ」だったことをお伝えしておきます。

児童会企画を行おうとした日が、他の行事とバッティング。M先生は、「子どもたちが一生懸命考えているから、この日でお願いしたい」と教務主任に直訴。「他の行事が入っていることを確認しなかった私の責任」とは言わず。(当然、先に入っている行事が優先され延期に)

職員会議で提案したのが、実施の4日前。提案の冒頭で、「子どもたちが企画するのにいろいろ悩んでいたので、提案が遅くなりました。」と発言。

児童会企画の当日の朝、職員打ち合わせで、「今日は子どもたちが全力で頑張りますが、うまくいかないこともあると思うので、温かく見守ってください。」と発言。

当日の発言なんて、暗に責任逃れだと思いませんか。うまくいかなかったら子どもの責任。でも「温かく見守って」と言うことで失敗して批判されるのを避けようとする。

そもそも、「温かく見守ってください」と言えるのは、児童会担当のような当事者ではないと思います。

「温かく見守る」というのは、周りにいる別の先生が「温かく見守りましょう!」という感じで使う言葉のはずです。

繰り返し言ってきましたが、M先生は責任感がないわけではないんです。だから、きちんとやらなきゃという思いはあります。ただ、やる気がないので思い通りに進まないことを子どものせいにしてしまいます。

児童会企画当日

失敗① マイクがない

児童会企画当日、早速トラブルが起きました。

開始の時間になって、児童会役員が慌ててマイクを用意しようとしていたのです。運動場で鬼ごっこをするので、マイクがないと声が届きません。

放送室に走った児童会役員ですが、放送室にマイクがありません。

実は前週に体育館で学習発表会があり、複数マイクが必要ということで体育館に持ち込んでいたのです。

結局、放送室にあったポータブルアンプを他の先生が見かねて持ってきました。

M先生は、

どうして事前にマイクを用意しておかないの!調べておけばわかるでしょ!

と吠えまくっていました。

いやいや、マイクを体育館に持ち込んだのは教員ですよ。放送室にマイクを戻していなかったのは、教員の責任ですよ。

失敗② 子どもたちへの説明がうまく伝わらない

ようやくマイクを用意してもらった時点で、すでに5分ほど経過していました。

続いて、児童会役員が全員に児童会企画の説明をします。しかし、ルールの説明がまわりくどく、聞いている子どもにうまく伝わっていないようでした。

M先生は、遊びの内容やルールを簡単に確認しただけなので、当日に児童会役員が何を話すのか知りません。

M先生に任された児童会役員は、自分のノートに話すことをきちんと書いてきていました。

さて、ここで質問です。この失敗が起きた時、あなたが児童会担当ならどう思うでしょう?

① 話すことを書いたノートを教師に見せに来なかった児童会役員の責任

② ノートを確認しなかった教師の責任

ぴーちょこ

言うまでもなく、M先生は①だと考えていました。

ここでもM先生は、次のように吠えていました。

どうして話すことを事前に見せに来なかったの!チェックを受けずにうまく説明できると思ったの?

いやいや、子どもたちに任せておきながら、失敗した途端そこで怒るのはダメじゃない?

結局、うまく伝わらない部分は、M先生が補足説明をしていました。

結局どうなったか

先生方ならわかる通り、ある程度うまくいかなくても、周りにたくさんの先生がいれば上手にフォローをしてくれます。そのため、最後まで通すことができました。

ただ、児童会役員にとっては苦い思い出になったと思います。

M先生に「任せる」と言われ、自分たちで企画して運営まで考えていたのに、当日になって怒られる…。

しかも、それまでほとんど手伝ってくれなかったM先生にダメ出しされるのですから、児童会役員の気持ちを考えるとかわいそうでした。

実は、この児童会企画は、後期児童会役員にとって初めての児童会企画でした。

初めての児童会企画ということで、きっと張り切っていたと思います。しかし、その反面、初めてということでいろいろ悩んだこともあったと思います。

児童会担当なら、子どもたちと一緒になって考えて、準備をしてあげるべきです。きちんとお膳立てをして、成功したと実感させてあげれば、今後は子どもたちに任せるといったこともできると思います。

最後に

M先生は、この児童会企画が終わった後、信じられないというか、M先生なら当たり前かと思えることを言っていました。

あの子たちはやっぱり力がないわね。まあ何とか形にはしてあげられたから、次はがんばってもらわないと。

ぴーちょこ

いやいや、自分の指導不足を反省しろよ!

中学校の生徒会ではありません。小学校の児童会なのですから、子どもたちに任せるといっても限度があります。(もちろん、生徒会も任せっきりにする担当者はいないと思いますが…。)

後で児童会役員の一人に話を聞いてみたら、M先生から以下のようなことを言われたそうです。

どうしてうまくいかなかったか、よく反省しなさい。

ぴーちょこ

その言葉、そのままM先生に当てはまるんじゃないですか?

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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