小・中・高校生の身体能力をアップさせる本 5選【2021年版】

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新型コロナウイルスの影響で、運動不足の子どもたちが増えています。

体を動かすことで、身体の成長を促すだけでなく、免疫力の向上やストレス解消といった効果も期待されます。ですから、日常的に運動に取り組ませたいものです。

大人であれば、自身の健康のためにマイペースで運動に取り組めばよいですが、子どもは身体能力をアップさせてあげたいですよね。

身体能力や運動能力が上がれば、子どもたちはもっと積極的に運動に取り組むようになります。

ぴーちょこ

速く走れるようになりたい!という思いは、子どもなら誰しももっていますよね。

今回の記事は、小学生から高校生まで、身体能力をアップさせるために役立つ本を5冊ご紹介します。

目次

12歳までの最強トレーニング

この本は、「ゴールデンエイジ」と呼ばれる、運動神経が飛躍的に向上する9歳から12歳までの子どもに適したトレーニングについて解説されています。

「リズム」「バランス」「反応」など、7つの要素を伸ばして、思い通りに体を動かせる能力を向上させる方法が、写真と図解で紹介されています。

この本に書かれていることを実践することで、運動神経の向上はもちろん、疲れにくい、けがをしにくいといった安全面での身体発達も期待できます。

小学生の子どもたちは、外で遊ぶことが好きな子がたくさんいます。しかし、運動神経を伸ばすために、効果的な体の使い方ができていません。

この本を読んで、正しい体の使い方を知ることで運動神経を伸ばすことができます。

「足が速くなった!」「苦手だった縄跳びができた!」など、できるようになった喜びを子ども自身が感じることができます。

運動が苦手、体を動かすことが嫌いという子にこそ、ぜひ読んで実践してほしい本です。

かた~い子どもの体が一瞬で伸びるキッズストレッチ

子どもの体の硬さにびっくりしたことはありませんか?

柔軟性を高めることは、けがを防止する観点からも大切です。

しかし、どうしたら子どもの柔軟性を伸ばすことができるのか。それが、この本にわかりやすく紹介されています。

親子で一緒に取り組めば、親も一緒によい運動ができます。というか、ストレッチですので、親が手伝う場面がたくさんあります。親子のふれあいになりますよ。(ただ、小学生限定ですね。)

この本で良いのは、DVDが付属しているという点です。映像があることで、それを見ながら取り組むことができます。

著者は、柔軟美トレーナーの「柔軟王子」こと、村山巧さんです。

ぴーちょこ

さすが多くの実績がある人だけに、解説がとても分かりやすいです。

本著の目玉は、「トップギアストレッチ」です。この「トップギアストレッチ」とは、「筋膜アプローチ」と「脳科学アプローチ」を組み合わせたものです。

この本に書かれていることを実践し、柔軟性を高めることで、基本的な運動のパフォーマンスが向上します。

運動会で1位になる速くなる走り方教室

タイトルに、「小・中学生のための」と書かれています。

子どもなら誰もが速く走れるようになりたい!と思ったことがあるでしょう。しかし、足の速い子は決まっていて、自分がどれだけがんばってもかなわない、という経験をした子どもの何と多いことか。

教師や親の立場でも、どのように指導してよいかわからず、「大きく手を振れ!」「力強く地面を蹴るんだ!」など、よくわからないことを教えたことはありませんか?

ぴーちょこ

何となく自分が教えてもらった走り方を教えてしまうんですよね。正しいのかどうかもわからないのに…。

著者は、2005年ヘルシンキ世界陸上選手権日本代表、2007年大阪世界陸上選手権日本代表、2008年北京オリンピック日本代表として活躍した、堀籠佳宏(ほりごめよしひろ)さんです。

現役引退後は、オリンピック強化スタッフなど、指導者として活躍している人なので、解説がとても具体的でわかりやすいです。

子供の運動能力が高まる「体幹バランス」トレーニング

サッカー選手の長友佑都選手のパーソナルトレーナーによる、子ども向けのトレーニングマニュアルです。

運動神経が最も発達する「ゴールデンエイジ」、その時期に体幹バランスを鍛えるメニューが紹介されています。

表紙を見てお気づきかもしれませんが、「キャプテン翼」の作者である高橋陽一さんの手によるキャラクターが描かれています。彼の名は、「太寛くん」といい、本著のナビゲーターとして活躍します。

サッカーが好きな方ならご存知でしょうが、決して大きな体ではない長友選手が海外で活躍できたのは、強靭なフィジカルによるものです。

体幹を大切にしたトレーニングを積んできたことが、海外の選手にあたり負けしない強靭な体を作り上げたのです。

超一流選手を育てたパーソナルトレーナーによる本なので、若干内容が難しいところがあります。わかりにくいところは、大人が説明してあげましょう。

NSCA 高校生のための体力トレーニングマニュアル

高校生に効率的でかつ安全なトレーニングの実施方法を、世界でもっとも実績のあるトレーニングコーチ養成機関であるNSCAが解説しています。

栄養補給や測定、評価、トレーニングプログラムの作成についても取り上げられています。また、スマホで見られる解説動画も付いています。

高校生だけでなく、部活動の顧問にも役立つ内容となっています。この本の内容をもとに、トレーニング計画を立てるのに役立ちます。

おまけ

子どもの身体能力をアップさせる本を紹介してきました。

しかし、一番運動をしなければいけないのは自分自身かもしれません。しかし、運動不足過ぎて、いきなり過激な運動に取り組めないという人は、定番のストレッチから始めましょう。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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