学校の敷地内は禁煙!喫煙する教師はどうすれば?

元公立学校教員のぴーちょこです。

今回は、学校の敷地内禁煙についてです。学校の敷地内で喫煙できない!でもタバコを吸いたい先生はどうしているのか。現場の実際を紹介します。といっても、私が知っている範囲内ですが。

むしろ、いろんな先生方の学校の状況を教えていただけるとうれしいです。

目次

健康増進法の一部を改正する法律

平成30年8月9日付で、「健康増進法の一部を改正する法律」が公布されました。これにともない、学校の敷地内禁煙は、2019年7月1日施行(全面施行は2020年4月1日)となりました。

学校における受動喫煙対策について(文部科学省)

私が教員になった20年くらい前でも、多くの学校が喫煙所を設けており、分煙の意識はありました。中学校は、生徒の目につかない場所に喫煙所を作るのが当たり前でしたが、小学校では職員室の勝手口から出たところなど、子どもの目にふれる場所でした。

社会的に喫煙者が減ってくるのに合わせて、教員の喫煙者も減ってきました。それに合わせて、喫煙所も小さくなり、場所もどんどん追いやられることになりました。

そして、学校の敷地内禁煙の実施です。喫煙する教師にとっては、ストレス解消の場を奪われたということで、余計にストレスをためている人がいます。逆に、良い機会だと禁煙する人もいましたが。

とにかく敷地内禁煙は法律で定められたことですから、守らなければいけません。

昔はどうだったか振り返ってみる

私が大学生だった2000年ごろ、大学の中にはあちこちに灰皿が設置されていました。タバコを吸う大学生の割合も、今と比べれば高かったですね。

私が大学3年生の時に教育実習でお世話になった学校では、職員室に空きの机があるということで、そこが自分の席になりました。

実習初日、担当教官の先生が、「ぴーちょこ君、タバコは吸うかね?」と聞いてきたので、「ハイ」と答えました。すると、担当教官の先生が言った言葉は、

「灰皿持ってきて、自分の席で吸えばいいからね。でも、帰るときに吸い殻と灰皿は片付けていってね。」

ぴーちょこ

いやあ、今じゃ考えられないですね

確かに、もっと昔、自分が子どもの頃を思い出してみると、職員室で先生たちはタバコを吸っていました。プリントがタバコ臭いことなんて当たり前でした。というか、タバコ臭いと感じていませんでしたね。タバコのにおいって、身近にありすぎて。

そもそも、世の中自体がタバコに対して寛容でした。寛容というかユルユルでしたね。飲食店の中はどこも灰皿があるのはもちろん、新幹線や飛行機だってタバコを吸う人ばかりでしたから。

さすがに、正式に教員になってからは、喫煙所が設けられていました。

でも、平成22年に出された「学校等における受動喫煙防止対策及び喫煙防止教育の推進について(通知)」によって、だんだん喫煙者は肩身の狭い思いをしていくことになります。

敷地内禁煙だけど敷地外はでの喫煙はOK?

言葉をそのまま読めば、「敷地内禁煙」なんだから、敷地外ならタバコを吸ってもOKだよね、となります。上記で紹介した「学校における受動喫煙対策について(文部科学省)」には、敷地内禁煙の補足として、以下のことが書かれています。

屋外で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所に、喫煙場所(特定屋外喫煙場所)を設置することができる。 学校における受動喫煙対策について(文部科学省)

屋外で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所に、喫煙場所(特定屋外喫煙場所)を設置することができる。

学校における受動喫煙対策について(文部科学省)

これをきちんと解釈すれば、学校の敷地から出たところで、煙が近所の人や通行人の迷惑にならなければよいということになりますよね。

実際にこうしていた学校はけっこうあります。しかし、世の中には、「学校の先生は外でタバコを吸ってサボっている」とか「生徒にタバコを吸うなと言うけど、示しがつかないじゃないか」などと苦情を言う人がいます。

中学校に勤務していた私の友人は、敷地外で吸っていたら近所のおじさんに、「どうして外で吸っているんだ。サボってるんじゃないか?」とブツブツ言われたそうです。彼は、「いや~、隣の〇〇中学校から元気のよい子たち(いわゆる不良)が来るので、見張りをしているんですよ。校舎内にいる生徒に影響が出たらいけないですからね。」と返したそうです。まあ、当然納得することなく、その後学校に苦情の電話が来たそうですが。

ということで、敷地外に喫煙所を設けるというのは難しいですね。そうなると、学校は別の方法を考えるようになるわけです。

学校の喫煙場所の実際

今現在は、敷地内に喫煙場所があることに対して大変厳しいので、喫煙所はないと思います。というかないはずです。あってはいけないので。

ということで、完全に敷地内禁煙になるまで、学校はどんなところに喫煙場所を設けていたのか紹介します。

湯沸室

換気扇が付いている、部外者が立ち入らないということで、ここを秘密の喫煙所にしている学校はけっこうありました。職員室と隣接している場合が多いので、アクセスしやすいこともあるでしょう。

ただし、湯沸室が狭い場合は、においがこもる、喫煙者が邪魔になるということで、別の場所にされることが多かったようです。

男子更衣室

学校の職員で喫煙するのは、ほとんど男性です。女性で喫煙する先生もいますが、学校では吸わない人がほとんどです。「タバコの臭いは嫌!」ということで、喫煙所が男子更衣室になっている学校もありました。

倉庫

もはや隠れ家です。とにかく隠れて吸うために、「喫煙するなら倉庫」というわけです。職員室から近くないことが多いので、気軽に行けません。

また、倉庫と言ってもいろんなタイプがあるので、校舎内だったり、校舎外の倉庫だったりします。

自分の車

学校は敷地内禁煙です。管理職は喫煙場所を設けたくない、でもタバコを吸いたい人はいる。外で吸わせると、近所の人に見られてしまう。そんな場合、自分の車で吸ってきてという学校もありました。

ただし、車で通勤している人に限りますし、駐車場が職員室から遠いと、授業の合間にいって一服するのも一苦労です。

校長室

校長自らが喫煙者の場合、校長室が喫煙場所となっている学校もありました。ただし、過去にニュースに取り上げられてしまった学校がありましたね。場所としてはわかりやすすぎますから。

まとめ

いかがでしたか。敷地内禁煙となったことで、ぴーちょこはタバコをやめました。でも、やめられない先生はたくさんいて、何とかして吸おうとしていました。

知り合いの先生に聞いてみたら、「朝は行きの車で吸い、勤務時間終了とともに一服しに行く」そうです。それならやめればいいのにと思うのですが、やめられないそうです。

もちろん、敷地内に喫煙場所を設けてしまうのはアウトです。しかし、外から見えずに隠れて吸え、他の教員に影響がないのならそれくらい許してあげればよいのに、と個人的に思います。まあ、においから吸ってることはバレバレなので、通報されたらアウトですけどね。

加熱式タバコもダメなので、喫煙者の先生にとっては厳しい世の中になりましたね。

結論:ここまで来たらタバコをやめましょう!(でもやめられない人はやめられないですよね~)

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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