けじめのある学級づくり ~提出物や配付物はルールを決めて~

この記事は、主に小学校の学級担任向けです。もちろん、中学校の先生にも読んでいただきたいです。

提出物を出させるとき、配付物を配らせる時にルールを決めていますか?きちんとルールを決めておくことは、学級づくりにおいてとても大切なことです。

ぴーちょこ

どんなことでも最初が肝心です。子どもたちの中で当たり前のこととして定着させましょう。

目次

提出物を出すときのルール

受け取る人の方にプリントを向ける

プリントを提出させるときは、必ず受け取る人の方に向けて提出させます。自分の方に向いていたら、受け取る相手はさかさまでもらうことになります。

これは、大人の世界では当たり前のことです。はさみを渡すときには、持ち手を相手に向けて渡しますよね。その時に、相手に危険がないようにという配慮であることを説明します。

プリントを提出する場合も同じで、受け取る相手に見てもらうために、相手側に向けるということをきちんと説明しましょう。

渡すときに「お願いします」と言う

これも習慣です。相手と何かやり取りをするときに、無言では失礼です。必ず提出するときに、「お願いします」と言うことを徹底します。

習慣づけば、子どもたちはいろいろな場面で自然と「お願いします」と言えるようになります。すると、「お願いします」だけではなくて、「ありがとうございます」など、別のあいさつも自然とできるようになっていきます。

大切なことは、教師も必ず返事をするということです。「お願いします」と言われたら「はい」と答えましょう。これがコミュニケーションの基本です。子どもにだけ言わせてはいけません。

両手で渡す

プリントを提出するとき、ノートを提出するときなど、多くの場面で実践できます。必ず両手で提出させるようにさせましょう。

これも、相手に対する敬意が含まれていることを説明しましょう。また、大人になっても必要なマナーであり、今できるようにしておくことが大切であることも話します。

両手で渡すことができる子は、自分が受け取るときも両手で受け取るようになります。

個人情報が含まれるものやお金は、教師に直接手渡しをする

提出物を回収するのに、かごを用意して、そこに入れさせることも多くあります。

しかし、個人情報が含まれるものやお金は、必ず教師に直接手渡しをさせます。これも、きちんと理由を説明しましょう。

きちんと伝えたつもりでも、教師の机の上に置いていく児童が出てくるでしょう。そうした場合は、必ずていねいに説明しましょう。理由がわかれば、教師がいない時に置いておいてもよいもの、直接手渡しをする必要があるものを判断できるようになります。

配付物を配るときのルール

学校生活では、たくさんの配付物があります。そのため、係や当番を決めて、子どもたちに配付させる先生が多いことと思います。

特に宿題は、教師がチェックした後、児童に返却するという活動が毎日あります。

子どもたちが、子どもたちの机の上に配っていくときのルールです。

「置く」という意識で配る

子どもたちは慣れてくると、ノートやプリントを投げるように配る子が出てきます。たくさんの配付物があると、早く配り終えたいがために、配り方が雑になってきます。

しかし、配付物は人のものです。ていねいに扱うことが大切ですので、必ず「置く」ことを意識させます。

子どもたちの様子を見ていれば、いつもていねいに配付している子に気づくと思います。そういう子を見つけたら、みんなの前で褒めてあげましょう。他の子たちもまねするようになります。

直接受け渡しができるときは、「どうぞ」と「ありがとう」

子ども同士であっても、きちんとあいさつをさせましょう。直接受け渡しができるのであれば、渡すときに「どうぞ」、受け取るときに「ありがとう」と言わせます。

私は、プリントを先頭に渡して後ろに回していく時でも、「どうぞ」「ありがとう」のやり取りを必ずさせていました。

プリントが風で飛ばないように配慮する

休み時間、当番が机上に配ったプリントが風で飛んでいき、教室内に散乱していた経験はありませんか?

プリントやノートを同時に配るなら、必ずプリントの上にノートを置くように伝えておきます。ノートを重し代わりにするのです。これは、ルールと言うより工夫ですが、言っておかないと子どもたちはやりません。

プリントが飛んでいかない工夫だよと伝えておけば、高学年なら状況が変わっても考えて行動するようになります。例えば、配るものがプリントのみの場合、「窓を閉める」「みんながいる時に配るようにする」など、子どもたちなりに工夫するようになります。

最後に

何かを提出する、配付するといった活動は、学校生活の中で毎日起こります。そのため、毎日が実践の場となります。小さなことかもしれませんが、将来社会に出ていく子どもたちには、身に付けさせたい習慣です。

最初は、「こんなに口うるさく言わなくてもいいんじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、子どもたちはすぐに慣れていきます。

こうした習慣を身に付けさせることは、学級づくりにおいてとても大切なことだと思います。

学級づくりが上手な先生を見てください。けじめのある学級にするために、みんなが気持ちよく過ごすことができるように、力で押さえつけるのではなく、様々なルールを決めていると思います。

難しいことではありません。根気よく、しっかり指導していきましょう。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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