元教員のぴーちょこです。
教員のみなさん、名刺を持っていますか?
実は、名刺を持っていない教員はとても多いです。特に、小学校の教員は名刺をもっていないことが多いです。
どうしてかというと、
名刺を出す機会がほとんどないから
基本的に、終日子どもたちと関わって終わる仕事ですからね。
名刺を持っている教員といえば、
- 校長や教頭などの管理職
- 教務主任など、外部との関わりがある教員
- 中学校の進路指導主事
- 部活動で他校と関わる機会が多い教員(要は強豪校)
さて、ここで問題になるのですが、
教員に名刺は必要か?
ということです。
教員を20年程経験してきた私の経験から言うと、
絶対とは言いませんが、社会人として名刺を持っているべき
だと考えます。
教員も名刺を持っている方がよい理由
先ほど、名刺は必要かという問いに対し、「絶対とは言いませんが」と書きました。
絶対必要だと言わない理由は、「名刺を持っていなくても何とかなるから」です。
日本は名刺文化が根付いており、学校から一歩出れば、当たり前のように名刺交換が行われています。しかし、1年間のほとんどを学校という閉鎖空間で過ごしている教員は、名刺を出す機会がほとんどありません。
ですから、教員によっては、名刺を用意しても一枚も使うことなく終わる場合もあるでしょう。
それでも、教員は名刺を用意しておくべきだと思うのです。そう思う理由を挙げていきます。
なお、管理職や教務主任、中学校の進路指導主事のように、外部との関わりが多い教員は、名刺を持っていることが普通だと思うので、ここではそうした教員を対象にしていません。
あくまでも、通常は名刺を必要としない教員に向けて、名刺の必要性を紹介していきます。
恥をかかないように
教員としての意識が高い人は、自前で名刺を用意しています。
私は社会科が専門ですが、現役の時、社会科教員の研修のために企業の人と接する機会がありました。
その時、私の先輩にあたる先生は、「○○小学校の△△です。」と当たり前のように名刺を差し出していました。対して、私は、「すみません、名刺を持っておりませんが…、□□小学校のぴーちょこです…。」と口頭での自己紹介…。
名刺を出せず、相手から名刺だけもらうのって、めちゃくちゃ恥ずかしいです。しかも、先輩の先生は名刺交換をスマートに行っているのですから。
遠足や社会見学の下見用として
普段は学校で授業をしていますが、遠足や社会見学など、学校外にでる行事もありますよね。
遠足や社会見学などは、事前に下見(事前の打ち合わせ)を行います。そんな時、行き先の施設の担当者と打ち合わせをする時に名刺が必要になります。
しかし、実際のところ、学校というだけで名刺を出さなくても話が進んでいってしまうことが多くあります。
学校というだけで安心されるのかな?
でも、私は教員も社会人である以上、相手が名刺を出してくるなら名刺を出せるようにしておく必要があると思っています。
なお、学校の名刺が用意してある学校もあるでしょう。
住所と学校名が書いてある名刺ね。
ここに手書きで、自分の名前や担当学年を書き加えるという方法もあります。
1年間で名刺を出す機会が限られている先生は、この方法でもよいかと思います。ただ、印字されている名刺に、後から手書きで自分の名前を書き加えるのを恥ずかしいと思う先生は、自前の名刺を用意するとよいと思います。
人間関係を広げるために
先ほど書いた社会科教員の研修の時、私は名刺を出せませんでした。名刺を出せた先輩の先生と私と、相手企業の印象に残ったのは、どちらでしょうか。
もちろん、名刺を出した先輩の先生です。この先輩の先生は、これ以降もこの企業の担当者と関係を築いています。
教員をしていると、子どもや保護者以外の人間関係が広がることがあります。
私の場合、社会科関係で出版社の方と知り合いになる機会がありました。
部活動をしている先生なら、他校の先生だけでなく、スポーツ用品店やメーカーの人と知り合うこともあるでしょう。
公立学校の教員は公務員ですから、ビジネスに発展させるわけにはいきませんが、こうした人脈が後々生きてくることもあります。何より、学校以外の人間関係が広がることは、教員としての視野を広めることつながります。
名刺を作るにはどうしたらよい?
さて、名刺を作るにはどうしたらよいでしょうか。
方法は大きく2つです。
- 自分で作成する。
- 業者に注文する。
それでは、それぞれの方法についてご紹介します。
自分で作成する
1年間で名刺を使用する機会が限られている人は、自分で作成すれば十分です。
専用キットを買えば、パソコンで簡単に作成できます。作成ソフトも無料でダウンロードできるので、費用をかけずに作ることができます。
大きなデメリットにはなりませんが、名刺を作るのが面倒くさいという人、少しくらいお金を払ってもよいという人は、業者に頼んでもよいかもしれません。
1シート10枚なので、1年に10枚あれば十分という人におススメです。20シートあるので、何年も使用できます。
業者に注文する
私も手作りで名刺を準備していました。しかし、切り取ったミシン目が手作り満載なので、ちょっとなあ…と感じていました。
手作りではなく、しっかりした名刺が欲しいなら、業者に注文しましょう。最近は価格も安くなってきたので、手作りの手間を考えたら、注文した方がよいかもしれません。
プリスタ
業界最安値の「プリスタ」です。
モノクロ、マット紙という最廉価グレードですが、これで十分という人には手作りよりおススメできます。
もちろん、価格を上げることにより、もっとよい名刺も作成可能です。
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名刺通販ドットコム
こちらも名刺の通販では有名な「名刺通販ドットコム」です。
一度注文すると、追加で必要になった場合、リピート注文ができます。その場合、住所・電話番号などの入力は一切不要で簡単に注文できます。しかも、全品10%OFFになります。
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名刺は基本的に1年ごとに新しくする
教員は、毎年担当学年が変わることが多いので、名刺は基本的に1年ごとに新しくするものだと考えておきましょう。
そう考えると、使用枚数が少ない場合、手作りだと名刺を無駄にしないと思います。
でも、たとえ名刺が余ることになっても、「プリスタ」のような安い通販で頼んだ方が楽かも。
なお、名刺は1年ごとに新しくしますが、名刺入れは長く使えるので、ある程度よいものを用意しておくことをおススメします。
見栄を張る必要はありませんが、名刺ケースは相手の目にも触れるものなので、100均のものは避けた方がよいでしょう。
長く使えそうな名刺入れを探しましょう。探すのも楽しいですよ。
教員の名刺についてまとめ
教員の名刺についてまとめると、
絶対とは言いませんが、社会人として名刺を持っているべき
です。教員によっては、名刺を使うことなく1年を終える人もいるでしょう。
しかし、持っていなかった時の恥ずかしい思いをするくらいなら、持っていた方が良いです。
私のように、名刺がなくて恥ずかしい思いをした経験をしないでください(笑)。
教員も社会人だという意識をもって、名刺を用意してみてはいかがですか?ちょっと身が引き締まる思いがしますよ。