教員として働いてみるとわかりますが、とにかく授業準備の時間が足りません。
そもそも、勤務時間内に授業準備ができるような時間的余裕はないし、授業に関係ない仕事がたくさん舞い込んできます(生徒指導や事務処理、校務分掌の仕事など)。
勤務時間については、下記の記事をご覧ください。
忙しい中、なかなか納得するだけの授業準備をすることは困難です。普段の授業を、研究授業のような準備バッチリで行うことは無理です。絶対ムリ!
では、忙しいならどんな授業準備をしたらよいのかという話をしていきます。内容は、私が初任者の頃に教わった話です。
初任者や教員経験が少ない先生方には参考になるかと思います。
最低限、発問を考えておく(確認しておく)
どうしても時間がないときは、最低限これだけはやっておきましょう。それは、
発問を考えておく
ということです。教科書、または指導書を確認して、どんな発問をするのか考えておきましょう。
本当に時間がないときは、主発問のみでもかまいません。
主発問を考えるということは、1時間の授業の中で押さえたいポイントは何か、自分で確認することです。
主発問だけでもきちんと考えておけば、授業で押さえたい内容から大きく逸れていくことはないでしょう。
もう少し余裕があるなら、主発問以外の発問も考えておきましょう。他の発問も考えておけば、授業の流れはある程度作れるはずです。
「発問を考えておく」としましたが、指導書を見て、指導書通り進めても構いません。むしろ忙しいときは、指導書の流れを確認しておき、その通り進めていくべきです。
独自の色を出そうとしなくても大丈夫!
忙しくて時間がないときは、最低限発問だけ考えておけばOKです!
付箋を活用する
先ほど、最低限発問を考えておけばOK!と述べました。
では、発問を忘れないようにするにはどうしたらよいのか。最も手軽な方法は、
付箋を活用する
ことです。
次の日の授業で使用する教科書のページに、発問を書いた付箋を貼っておきましょう。これで、とりあえずの授業準備は完了です。
余裕があれば、授業の進め方でポイントとなる点、押さえておきたい語句など、自分が必要だと思うことも付箋に書いて貼っておくと便利ですよ。
付箋が、即席の指導案になります。時短になって便利です。
最後に
え?これだけ?と思われるかもしれませんが、どうしようもなく忙しいときは、授業準備に時間を割くことができません。
そんな状況なのに、あれもこれもと授業準備の方法を紹介しても仕方がありません。
だから、忙しいときの授業準備は単純明快です。
授業のポイントを見失わないように、
発問を考えておくこと
そして、準備の時短のために、
付箋を活用すること
をおススメします。
毎日忙しいと思いますが、効率よく授業準備をしましょう。時間があるときに、しっかり授業準備をすればよいと思います。疲れをためすぎないように、上手に授業準備に取り組んでください。