教員志望者の心構え 大学1年次の実習の場合は2つのみ!

最近の教員養成系の大学は、1年次から学校現場を訪問させるカリキュラムを組むところが増えています。

大学生が学校現場へ行くといえば、3年次と4年次の教育実習が思い浮かびますが、今は1年生から学校現場へ行くのですね。

ぴーちょこ

自分が教員に向いているかどうか、早い段階で分かるからいいかもしれませんね。

さて、今回の記事は以下の人に向けて書きます。

  • 教員になりたい人
  • 学校へ実習へ行く予定の大学生

実際に実習を受け入れていた元教員の立場から、大学1年次の実習の心構えについてご紹介します。実習へ行く予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

事前に目標を立てよう

学校現場への実習は、だいたい1週間だと思います。実質5日間ですね。この5日間。何も目的意識をもたずに行くと、あっという間に終わってしまいます。そうならないよう、事前に目標を立てておきましょう。

といっても、初めて学校現場に行く人がほとんどだと思います。いきなり高度な目標を立てても実践できません。

本から得た知識だけの頭でっかちの人は、現場へ行くと打ちのめされるかもしれません…。

ぴーちょこ

こういうタイプの子には、こんな対応がよい。ああいうタイプにはあんな対応がよい…。こういうことは、必ずしも当てはまらないので注意!だって、同じ人間っていないですよね。

だから実習で一番大切なことは、現場の空気を感じてくることです。

そのためにこんな目標を立てたらいいよ!と思うことを紹介します。

大学1年次の実習ですし短期間ですから、以下の2点にしぼりました。

できるだけ多くの子と話す

できるだけ多くの子と話すようにしましょう。大学生ということで、若いというだけでいろんな子が話しかけに来ます。これは小学校でも中学校でも同じです。

特に中学生であれば、話題が共通しているものもあると思うので、自然と会話は弾むと思います。

ただ、自分から話しかけに来ること話すだけでは、せっかくの実習の機会がもったいないです。ぜひ、周りを見て、自分から話しかけに来ないと思う子に話しかけてください。

中学生だと、「何コイツ?」みたいな態度をとる子もいるでしょう。それも経験です。嫌そうな態度を見せても、どうしたらよいか考えて話してみましょう。

教員になったら、どんな子にも関わらなければいけません。あの子は苦手だから話さないでおこう…は通用しません。

ぴーちょこ

いろんな子がいることを知ろう!本当にいろんな子がいますよ。

話しやすい子たちとだけ関わって、満足して実習が終えることがないようにしましょう。とりあえず、入らせてもらった教室にいる子どもたち全員と話すことを目標にしてみましょう。もちろん、実習期間中に達成できればよいので、どんどん自分から話しかけに行きましょう。

厳しいことを言いますが、ここで子どもたちとの会話を楽しいと思えない人は、教員に向いていません。まあ、教員養成系の大学に通っているのですから、これに該当する人はほとんどいないと思います。

ぴーちょこ

話しかけたいけど、人見知りでうまく関われないという人は大丈夫。熱意があれば、経験を通して子どもたちと関われるようになります。

教師の子どもへの話し方を見る

子どもと関わるのは、授業の間の休み時間です。それ以外の時間は、実際の教師はどのように子どもに話しているのか観察しましょう。

常にメモ帳を携帯しておいて、メモするとよいでしょう。

いろんなクラスの授業を見ることができるなら、できるだけ多くの先生の話し方を見て、特徴をつかみましょう。

ベテランの先生から若手の先生まで、いろんな先生がいると思います。それぞれの先生の個性が出ると思いますが、子どもに指示がしっかり通る先生は共通していることがあります。以下の点に注意して見てください。

  • 教師の目線
  • 口調
  • 間の取り方
  • 端的な指示
ぴーちょこ

「こんな話し方をすればいいんだ」というのが何となくでもつかめるといいですね。

実際の教師の話や動きは、どんなに本を読んだり映像を見たりしても学ぶことはできません。その場の空気感というものがあります。どんな雰囲気で学級経営がされているのか、実習で感じることが大切です。

注意すること

次に、実習に臨むにあたって注意することを紹介します。受け入れる学校は、多忙な中で学生を受け入れています。ですから、不必要な迷惑をかけることがないようにしましょう。

子どもとの距離感を間違えない

目標とすることに、「できるだけ多くの子と話す」を1番目に挙げました。しかし、中には子どもとの距離感を間違えている学生がいたことも事実です。

学生であっても、子どもたちにとっては「学校の先生の一人」という認識です。小学校の低学年であれば、他の先生と同じように一人の先生と認識するでしょう。中学生であっても、「教師を目指す教師のタマゴ」という認識で、ただの大学生と思う子は少ないはずです。

しかし、中には友達感覚で接してしまう学生がいます。特に男子学生に多い気がします。こうした学生に共通しているのは、若くてめずらしい人が来たということで人気者になり、それを勘違いしていることです。

具体的には、以下のような行動が見られました。

  • 明らかに同世代同士のタメ口。(敬語で話せというわけではありません。)
  • 積極的に話しかけに来る女子ばかりと話す(男子学生)
  • 始業のチャイムが鳴っても、子どもといっしょにおしゃべり

こうした行動をとられると、学級内が落ち着かなくなります。子どもは楽しいかもしれませんが、担任にとっては迷惑です。

ぴーちょこ

教師と子どもという一線を引かないと、けじめがつかなくなります。新任教師でも、たまにこのパターンに陥り、注意しても子どもたちが言うことを聞かなくなってしまうことがあります。

大切なことは、「自分は子どもを指導する教師の立場と同じ」と常に意識することです。

礼儀を忘れない

こんな学生がいました。

授業が終わった直後、担任に一声かけるわけでもなく教室に入ってきて、特定の子に話しかけに来る学生。子どもたちは授業の片づけをせず、学生とのおしゃべりに夢中になってしまった。

これは、私が経験したことです。その場で学生を注意しようとしましたが、子どもたちの前で注意するのはいけないと思い、その場はだまっていました。

まだまだ大学生になったばかりだから、というのは言い訳です。自分は勉強させてもらいに来ているという気持ちを忘れず、学校の職員への礼儀を忘れないようにしてほしいものです。

  • 授業に入らせてもらう学級の担任の先生には、事前にあいさつをしておく。終わったらお礼を言う。
  • 勝手に教室に入らない。必ず担任に入ってよいか聞いてから。
  • 登校時、下校時は職員室にいる人に聞こえる声であいさつをする。
  • お茶やコーヒーを出してもらったら、自分で片付ける。

最後に

厳しいことも書きましたが、1年生のときから学校現場に行けるのはとてもよい経験になります。現場を多く経験できた方が、念願かなって教師になった時も早く仕事に慣れると思います。

また、残念ながら自分は教師に向いていない、自分がやりたい仕事は教師ではないと早めに気付く機会にもなると思います。

教師は過酷な仕事なので、やりたいと思えない人にとっては苦痛ばかりですし、長続きしません。

しかし、教師になりたいという人にとっては、すごく貴重な経験ができる場となります。

1 できるだけ多くの子と話す

2 教師の子どもへの話し方を見る

まずはこの2つをしっかり経験し、学んできてほしいと思います。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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