夏休みは稼ぎ時!教員の夏休みの過ごし方 5選

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どうも、元教員のぴーちょこです。

長いようであっという間に終わってしまう夏休み。世間からはだいぶ認知されてきましたが、それでも「教員=夏休みがあっていいな」と思っている人はいます。給料もらっているのに、そんなわけないでしょ!子どもが登校しないというだけで、やることはたんまりあるのです。

といっても、子どもが登校しないので、普段よりはゆっくり仕事をすることができます。そこで今回は、「夏休みは稼ぎ時!教員の夏休みの過ごし方 5選」と題して、せっかくの時間にこんなことをしてはどうですかという提言をします。

話は変わりますが、中学校の先生は、部活動の夏の大会が終わらないと落ち着かないと思います。とりわけ強豪校にお勤めの先生、全国大会出場となれば、ゆっくり夏休みというわけにはいかないと思います。

強豪校の顧問であろうとなかろうと、部活動の顧問は本当に大変です。毎日お疲れ様です。暑さにやられないようにしてください。

目次

旅行に行く

当たり前のことですが、普段の教員には時間がありません。多忙すぎる先生は、生きるための睡眠をとるだけの時間しかありません(冗談ではなく)。

子どもが登校しない長期休業中は、まとめて休みをとるチャンスです。ぜひ旅行に行きましょう。

旅行をおススメする理由は3つです。

1 普段の疲れを癒す
2 学校の子どもたちへの話題作りをする
3 教員以外の世界を広げる

それでは、それぞれおススメの理由を紹介します。

普段の疲れを癒す

4月から突っ走ってきたと思います。ゆっくり旅行に出かけて、これまでの仕事の疲れをいやしましょう。身体的な疲れよりも、精神的な疲れをいやすのです。

教員に限らないと思いますが、旅行にいくために普段の仕事を頑張るというのはよいと思います。私が出会ってきた先生の中にも、旅行好きの先生はたくさんいました。

外の世界に出て、いろんな人と触れ合うだけでも心がいやされますよ。

あとは、職場から遠いところへ出かけて、仕事のことを忘れて過ごしましょう。教師は仕事以外の時間でも、なぜか周りを気にしてしまいます。そう、学校の子に出会うかもしれないとどこかでビクビクしているのです(ぴーちょこの場合)。だから、遠くへ出かけて教師であることを忘れて、気分をリフレッシュしてほしいのです。

学校の子どもたちへの話題作りをする

夏休み明け、小学生なら夏休みの思い出を教師に伝えにくる子がたくさんいます。遊園地に行った、キャンプに行ったなど、たくさんの思い出を教えてくれます。

さて、夏休みのことを話してよいのは、何も子どもたちだけではありません。教師も夏休みのことをおおいに語っていいのです。

教師が行った旅行先と同じところに行った子どもがいれば、その子と共通の話題ができます。

ぴーちょこ

当日出会ったら、お互いにビミョーな空気になるけどね!

教師の旅行先の話を、子どもたちは真剣に聞きます。授業よりも真剣に聞きます(笑)。それは、やはり経験してきた生きた話ですので、説得力が違います。中学生の場合、海外旅行の話を写真を交えながらすると、興味をもった子が後から質問にきます。

子どもたちは教師のプライベートに興味があるものです。「先生も自分たちと同じことをするんだなあ」と思わせることで、子どもたちとの距離も縮まります。

私はミステリアスに生きるんだ!という考えの先生も、ほんのちょっとだけプライベートの部分を出してください。そういう先生ほど意外性に子どもたちは食いつきます。

教員以外の世界を広げる

教員が教える子どもたちは、将来様々な職業に就きます。教師が知っている世界が広いと、いろいろなことを子どもたちに話してあげることができます。もちろん限度はありますが、教員以外の世界をたくさん知っている方がよいことは間違いありません。

上記の2つ目の理由「学校の子どもたちへの話題作り」と重複しますが、子どもたちは教師の旅行の話を真剣に聞きます。中には、自分の興味があることとピッタリ合っていると思いながら聞いている子がいるかもしれませんよ。

以上3つの理由から、夏休みはぜひ旅行に行ってほしいと思います(冬休みもですが)。固く考えずに、1つ目の理由に重きを置いて、旅行を楽しんできてください!

本を読む

夏休みは本を読む絶好の機会です。ぜひ読書の時間を設けたいものです。読書の時間を決めてもよいし、読みたい本を時間を見つけて一気に読んでもかまわないと思います。

趣味が読書という人は、忙しくても普段から上手に読書の時間を確保しているのでしょう。しかし、あまり読書をしない人は、ぜひ夏休みにチャレンジしてはいかがでしょう。

せっかくですから、趣味の本だけではなく、教員の仕事に生かせる本も読むといいですね。結果的に、それが自分の研修時間になります。

授業や教材に関する書籍など、教員の仕事に直接関わるものだけでなく、以下のような本でも教員としての幅を広げることにつながるのでよいと思います。

  • 時事問題に関わる本。
  • 校区、または校区がある市町村の歴史に関わる本。
  • 日本の世界遺産やユネスコ無形文化遺産など、豆知識になる本。
  • 子どもたちに今人気があるマンガ。←マンガ・アニメは日本の文化です!

研究発表会や研修会に参加する

夏休みは研究発表会や研修会などに参加して、自己研鑽の時間に充てるのもいいですね。普段はなかなか時間がとれないかもしれませんが、夏休みなら参加しやすいです。

こちらから調べることができます。
発表会のセミナー・研究会・勉強会(SENSEI PORTAL)

夏休みであれば、会場が自宅から遠くても参加しやすいです。旅行もかねて参加するのもいいですね。

家族と過ごす

これはもう、本当に大切にしてほしいことです。家庭生活があっての仕事です。家庭を大切にしてください。

結婚してお子さんがいる先生は、家族サービスをしましょう。公園で一緒に遊ぶ、夏休みの映画を見る、一緒に宿題をやるなど、何でもよいです。お子さんといつも以上に触れ合う時間を作ってください。

お子さんがすでに大きい場合でも、家族旅行に出かけてはいかがでしょうか。受験生で大変なら何か応援をしたいですね。もし、お子さんがすでに結婚して同居していないのであれば、夫婦の時間を大切にしたり、お子さん夫婦を招いたりして過ごしたりしてはいかがでしょう。

結婚しているけど、まだお子さんはいないという先生。パートナーの方との時間を大切にしてください。お互いの実家に顔を出して、親孝行をするのもいいかもしれませんね。

まだ未婚の先生は、一人暮らし、実家暮らしに関わらず、ちょっと親孝行を考えてみませんか。大げさなことではなく、ちょっとしたサプライズをしてみませんか。夏休みであれば、普段より心に余裕がもてるはずなので、考えてみてはどうでしょう。

趣味に没頭する

夏休みは普段から時間があります。ここぞとばかりに、趣味に没頭する時間を作りましょう。

仕事のことを忘れることは、教員だって大切です。教師だって一人の人間です。しっかりと趣味の時間を確保することで、9月からの活力につなげられると思います。

趣味は人によって違います。夏休みのようなまとまった時間にしかできない趣味をもっている方もいるでしょう。私の知り合いの先生はダイビングが趣味で、毎年夏には海に潜っているのだそうです。

多趣味な先生は、子どもに語れることがたくさんあります。私は、多趣味な先生をうらやましく思います。

仕事のこともやっておこう

最後におまけとして、以下のことを紹介します。夏休みですので、普段はできない仕事がゆっくりできます。参考にしてください。

教室の修繕をする

公立の学校であれば、大なり小なり校舎や教室などに傷みがあるのではないでしょうか。新しい学校であれば問題ないかもしれませんが、何十年も建っている学校はたくさんあります。

教室の中にも、いろいろと痛んでいるところがあるのではないでしょうか。私も自分が担任の頃は、自分でできる修繕は自分でしていました。公立学校は予算が厳しいので、やれることは自分でやりましょう。

・木製の机や椅子に傷みがあれば直す。無理ならまだましなものと交換する。
・棚やロッカーの取っ手、蝶番などが傷んでいれば交換する。
・塗装が剥げて目立つところはペンキで塗る。
・床のタイルがはがれていれば、新しいタイルを貼る。
・掲示板に折れた画びょうが刺さっていれば抜く。

校務分掌の仕事をする

夏休みは校務分掌の仕事を一気に進めるチャンスです。普段はできないことを進めておくと、夏休み後に慌てることがなくなります。

体育主任であれば、運動器具の安全点検をしつつ、新しくほしいものはないか考えましょう。体育的な行事が9月以降にあれば、その行事の計画も早めにやっておきましょう。

情報教育機器や視聴覚機器の担当であれば、器械の点検をしましょう。また、他の職員が使いやすいにように整備をしておくと喜んでもらえます。

授業の準備をしておく

9月以降の授業に必要なものを準備しておきましょう。これをやっておくかおかないかで、9月以降の負担が全然違います。

小学校であれば、9月以降の各教科の教科書を見て、必要な資料やプリント類を用意しておきましょう。運動会が9月開催の場合、運動会の練習で授業が遅れがちになります。そうした行事も見越して、単元計画を立てておくと焦らずに済みます。

中学校の場合、9月始まってすぐにテストを実施する学校が多いと思います。テストの準備とともに、9月以降の授業の準備もしておくとよいですね。3年生の担任、進路担当の先生は、夏休み明けからどんどん忙しくなっていきます。夏休みを有効に使いたいものです。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。夏休みが終わりになると、「やっておけばよかった!」という反省が必ずあります。私もそうでした…。

誰もがそういう思いをもつかもしれません。でも、できるだけ「やっておけばよかった!」ということを減らし、「やっておいてよかった!」ということを増やしたいですね。

最後に。

仕事も大切ですが、体や心の健康も大切です。ぜひ、有意義な夏休みをお過ごしください。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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