あこがれた先輩の先生の姿から、教師の理想的な生き方を探る

理想の教師って、一体どんな教師なのでしょうか。

そんなことをふと思ったので、私が今まで出会ってきたあこがれの先輩の先生の姿から、教師の理想的な生き方を探ってみようというのが今回の記事です。

ぴーちょこ

「この先生みたいな生き方をしたいなぁ~」と思える先生に出会ったことはありますか?

教師として理想的な生き方をしているなあと思えた先生たちは、次の2点が満たされているなと感じました。

①子どもに関わる仕事を楽しんでいる

②私生活が充実している

それでは、私が出会った先生の生き方を例に挙げながら紹介していきます。

目次

子どもに関わる仕事を楽しんでいる

教師という仕事の第一は、子どもたちに教えることです。

当たり前のことですが、この「子どもに関わる」仕事を楽しんでいる先生は、教師として理想的な生き方をしているなあと感じました。

私が出会った中に、K先生がいます。

K先生は、探求心があり、いつも子どもたちにとっておもしろいネタがないか探しています。

火縄銃のレプリカを手に入れてきたり、古代の日本で作られていた「蘇」と呼ばれるチーズを作ってみたりと、子どもたちの興味をひくことを進んで行っていました。

子どもたちはもちろん喜びますが、何よりもK先生自身が一番楽しんでいました。

ぴーちょこ

私自身も、K先生のクラスで授業を受けたいと思っていました。

学級通信も毎日発行しており、子どもたちへの愛にあふれていました。

当然というか、K先生は出世欲がなく、最後まで担任として退職まで働かれました。

私生活が充実している

教師の理想的な生き方の2つ目として、私生活が充実していることが挙げられます。

私があこがれた先輩の先生たちは、私生活も非常に充実していました。

私生活が充実しているとは具体的に何か。

それは趣味を持ち、休日は趣味を楽しむ時間として過ごしていることです。

ぴーちょこ

多忙さゆえに、趣味をもつことすらできなくなる先生が多いですよね。

私が出会ったH先生は、趣味が日曜大工で、休日になるといろんなものをDIYで作っていました。

Y先生はハンドボールが好きで、自分がハンドボールチームに所属して試合に出るだけでなく、子どもたちにもハンドボールを教えています。

A先生は非常勤講師をしていましたが、音楽が専門の先生でした。ピアノが得意なので、結婚式のピアノ伴奏をしたり、合唱団の一員として参加したりしていたそうです。

とにかく、私生活が充実していました。

当時の私といえば、休日は疲れた体を休めるためだけに使っていたことが多く、趣味が充実しているとは言い難い生活でした。

ぴーちょこ

日々、忙しい先生ならわかりますよね…。

今の教師の生き方の問題点

教師の理想的な生き方は、

①子どもに関わる仕事を楽しんでいる

②私生活が充実している

の2点であることを紹介しました。私が出会った先生たちの中で、「教師として理想的な生き方をしているな」と感じた先生は、必ずこの2点が充実していました。

しかし、実際にはこのような生き方ができる先生は少ないのが現状ですよね。

・保護者対応や膨大な事務作業など、子どもに直接関係しない仕事が多すぎる

・教材研究や部活動に追われ、休日に趣味を楽しむ時間がない

・そもそも多忙すぎて、仕事も趣味も楽しむ心の余裕がない

とにかく、教師の労働環境に問題があります。

子どもたちに関わる仕事を楽しむことができ、休日には自分の趣味を楽しむ余裕ができる、そんな労働環境に少しでも近づける日が来ることを願っています。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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