テストの採点を早く終わらせるコツを教えちゃいます

テストの採点を早く終わらせるよい方法はないかなあと思ったことはありませんか?きっとどんな先生でも一度はそう思ったことがあるでしょう。

テストの採点は早く終わらせればよいというものではなく、正確に行うことも大切です。

この記事では、教員経験20年の経験をもとに、私が実践してきたことや効率的に採点をしていた先生の方法をご紹介していきます。

この記事は、小学校・中学校の両方の先生に向けてまとめました。参考にしていただけると嬉しいです。

目次

自作テストの作り方(中学校教員向け)

小学校の場合、業者テストを購入する場合が多いですが、中学校では教員による自作テストを実施する場合が多いと思います。

採点のことを考えてテストを作成することで、驚くほど早く採点が終了します。テストの質は落とさず、採点がしやすい工夫を盛り込みましょう。

なお、私は社会科教員ですので、社会のテストをイメージしてまとめていきますが、他教科にも十分当てはまると思います。

記号問題を多くする

漢字で答えを書かせたい問題があるかもしれません。でも、できるだけ記号問題を多くしましょう。つまり、選択問題にするということです。

記号問題のメリットは、

・採点が楽
・採点ミスをしにくい

大きく2つです。

問題が5問の場合、記号問題であれば、「ア・ウ・イ・ウ・エ」というように、たった5文字を見て〇をつけていくだけです。

答えを言葉で書かせた場合。例えば「伊藤博文」という答えの場合、漢字が間違っていないかをきちんと見る必要があるため、採点に時間がかかります。

また、漢字の間違いを見落とす可能性もあり、記号問題より採点ミスが多くなります。

どうしてもというところ以外は、記号問題にすることがポイントです。

ぴーちょこ

マークシート形式の業者テストや入試問題が多い時代です。漢字で書くことにこだわる必要はあまりないと思います。

記述問題は極力少なくする

ここで言う記述問題とは、文章で答えさせる問題のことです。

記述問題は、生徒一人一人の答えが違うため採点基準がブレやすく、迷った場合は全員の答えを見返すことが必要になる場合があります。

記述問題を入れる場合は、採点基準をはっきりさせておくことが大切です。

私自身の経験で、記号問題50問の採点と、記述問題1問の労力はほぼ同じです。

ぴーちょこ

記号問題なら、機械的にどんどん採点できるけど、記述問題は、100人くらい採点していると絶対採点に悩む解答が出てきます…。

得点集計しやすい解答用紙を作る

得点集計しやすい解答用紙を作ることも、採点を早く終わらせるために大切なことです。

下の解答用紙をご覧ください。過去の物なので、現在と違い4観点の評価となっています。また、解答用紙の半分だけなので、合計しても100点になっていません。ご了承ください。

解答用紙 作成例

この解答用紙は、以下の工夫がしてあります。

  • 観点ごとに問題を作る。
  • 大問の合計が、5点や10点などキリのよい数字にする。
  • 1点問題は一重線、2点問題は二重線にする。
ぴーちょこ

さらに工夫次第で、もっと見やすく採点のしやすい解答用紙にできるはずです。

採点の工夫

次は採点の工夫です。

答案は番号順にしておく

答案は番号順にしておきます。理由は簡単です。

得点の集計表は、通常番号順になっているからです。

紙に記録するにしても、コンピュータに入力するにしても、名簿は番号順になっているはずなので、それに合わせて答案を番号順にしておきます。

ぴーちょこ

番号がばらばらの状態で、結果を記録してみてください。番号順の時と比べて、かなり時間がかかりますよ。

答案を記憶できる分ずつ採点していく

一人ずつ答案全部を採点すると、とても効率が悪いです。答えを見て採点、また答えを見て採点…という流れを人数分続けることになります。

そうならないためにするには、自分が記憶できる分ずつ採点していくのがよいです。

先ほどの解答用紙で見れば、大きな設問ごとに、つまり5問~10問くらいずつ答え合わせをしていきます。

こうすれば、途中で答えを見ることなく、同じ問題を一気に採点できます。スピード感が違います。

なお、答案用紙を次々とテンポよくめくるために、ダブルクリップでとめるのがおススメです。

記述問題は最後に採点する

記述問題は、採点に時間がかかるので最後にしましょう。記述問題は、前述の通り採点基準がブレやすいので、後から再度見返さなけれがならないことがあります。

早く採点ができる記号問題などを先にやって、記述問題は落ち着いて採点しましょう。

後から採点結果を訂正しなくていいように、記述問題は〇×を付ける前に一度全部答えを見ることをおススメします。

ぴーちょこ

採点基準を明確にして、最初と最後で採点基準が変わらないようにしましょう。

得点集計は最後に行う

得点集計は最後に行いましょう。誰が何点か気になるかもしれませんが、全部の答案用紙の採点が終わってからの方が、頭が得点集計モードになるため、効率的に仕事が進められます。

やらない方がよいと思うこと

できた子のテストから採点する(小学校)

小学校だと、テストが終わった子から提出させ、すぐに採点していくという方法が紹介されています。確かに、テストの採点を早く終えるという時短につながるかもしれませんが、私はやらない方がよいと思います。

理由は明確です。まだテストをやっている子に目が行き届かないからです。

ベテランの先生は、テストをやっている子に注意しつつ採点をするかもしれません。しかし、教員経験の浅い先生にはやってほしくないというのが私の意見です。

もしテストをやっている子がカンニングをしていたらどうしますか?

テストの採点を早く終わらせたいから、まだやっている子がいるのにテストの採点を始めるというのは、テストをやっている子のことを考えると私はできません。

子どもに作業をさせている時に採点する(小学校)

私が教員だったころ、テストの採点がやたら早い先生がいました。職員室で採点する姿をほとんど見ないのです。

教室をのぞいてみたら…謎が解けました。子どもたちに何か作業させている間に答え合わせをしているのです。

  • 給食の準備をさせている間に採点
  • 図工の作業をさせている間に採点
  • 国語の時間を読書タイムに変え採点
  • 習字を書かせている間に採点

一見仕事が早い先生のように思えますが、はたしてきちんと授業をしているのか疑問に思いました。

きちんと授業をやろうと思っている先生なら、授業中に採点はできないと思います。また、給食の準備を子どもたちに任せるにしても、全く見ていないのもどうかと思います。

時間短縮のために〇をつけず、×だけつける

採点の効率化のために、間違えたところに×をつけるだけという方法が紹介されているのを見たことがあります。

この方法も私は賛成できません。

ぴーちょこ

絶対にダメとは言えないけど、自分にはなじまない方法です。

理由は単純です。間違えだけを指摘して、できたところは無視するような印象を受けるからです。

正解した問題に〇をつけてあげるのが、がんばってテストに取り組んでいる子どもたちへの教師の礼儀だと思いません?そんな考え方になる自分は古い人間なのかもしれません…。

最後に

テストの採点を早く終わらせるコツを紹介してきました。

最後はちょっと自分の意見を書いてしまいましたが、この記事のことを参考に、自分にとって「速く、正確に」採点ができる方法を考えてみてください。

みなさんのお役に立てたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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