教員のみなさん、または教員を目指している方々。ご自分に何か特技と言えるものはありますか?
教員は、日々子どもたちに授業を教えています。しかし、授業以外のことを話す機会も多くあるのが教員の仕事です。
将来の夢を語るとき、自分の人生経験を語るときなど、自分の経験を話すことは、どんな本を読み上げるよりも、子どもたちは真剣に聞いてくれると思っています。
そう、教員の人生経験とはすなわち、自分が熱中して取り組んできたことです。それは、自分にとって「特技」であるし、今でも「趣味」かもしれません。
「特技なんかないよ」と言われる先生がいるかもしれませんが、読書が趣味であれば、多くの本について語れるでしょう。映画鑑賞が好きであれば、いろんな映画や俳優について語れるでしょう。
夢中になったことがあれば、きっと子どもたちに熱く語れると思います。
ギャンブルが趣味の先生は…ちょっと話しにくいかな…
さて、ぴーちょこですが、ギターを少々かじっていたので、子どもたちの前でギターをよく弾いたものです。
ということで、ギターが特技であるとどんなメリットがあったか、私の経験を話します。
生涯続けられる趣味として、大人になってからギターを始める方もいます。この記事を読まれた方が、ギターを始めるきっかけになればうれしいです。
先生がギターを弾けると知った子どもの反応は?
先生がギターを弾けると、小学生から中学生まで「おぉ~」という反応があります。必ず子どもたちは興味を示します。中学生だと、弾き語りに興味のある子もいるので、先生を見る目が変わります。
そもそもギターを弾かなくても、ギターを見せるだけで確実に食いついてきます(笑)。
ギターは身近な存在のようで、実際には弾ける人が身近にいないという楽器です。ギターを知らない子はいませんが、ギターの演奏を聞いたことがない子はたくさんいます。
ですから、ギターを弾く先生だと認知されると、これまで話しかけてこなかった子が話しかけにきます。
中学校だと、文化祭の有志発表などで、ギターで弾き語りをしたい、バンドで演奏したいという子どもたちが頼ってくれます。子どもたちと一緒に演奏出来たら最高ですね。
ギターを弾けることで、ギターを接点に子どもたちとの関りが増えたことが、大きなメリットでした。
どんな場面でギターを弾くの?
音楽の授業
音楽の授業の伴奏としてギターが使えます。歌を歌うときはピアノが定番ですが、ギターも十分伴奏楽器として使えます。もちろん常にギターを使うわけではなく、時々使うことで、子どもたちが新鮮な気分で歌えます。
ピアノは設置されている場所でしか演奏できませんが、ギターはどこでも演奏ができます。このメリットを生かして、ピアノがない場所でも、歌う活動ができます。
野外活動
野外活動(いわゆるキャンプ)でもギターは大活躍します。
キャンプファイヤーの時にギターが弾けるというだけで、あなたはヒーローになれます。
ギター伴奏で、「遠き山に日は落ちて」「今日の日はさようなら」などを歌うと、哀愁漂うこと間違いなしです!
文化祭
先ほども書きましたが、中学校の場合、文化祭で生徒が弾き語りをしたり、バンド演奏をしたりする時間を設けている学校は多いと思います。
生徒が演奏するのですが、ギターを弾ける先生ということで、出場する生徒が教えてもらいに来ることがあります。また、メンバーがそろわない場合、「先生、手伝ってください!」と言われることもあります。
どんな曲を弾いたらいいの?
自分の好きな曲
ギターを弾くなら、自分が弾いて楽しい曲が一番です。年代問わず、自分が好きな曲を子どもたちに聞かせてあげるといいでしょう。
でも、子どもたちが全く知らない曲だと、ビミョーな反応をされます。自分の好きな曲の中でも、子どもたちが知っている曲にしましょう。
流行りの曲
学校でギターを弾くメリットは、「子どもたちと一緒に歌えること」です。子どもたちと盛り上がりたいなら、流行りの曲は外せません。
例えば、あいみょんの「マリーゴールド」は多くの子が知っているし、ギター伴奏がしやすい曲なのでおススメです。
流行りの曲を演奏したければ、ギター弾き語り用の楽譜を購入するのがおススメです。私はその楽譜を子どもたちに見せ、どれを歌いたいかよく聞いていました。
子どもたちが選ぶので、楽しそうに歌います。
楽譜は書店で探すと、最新のものが必ず売っていますよ。
卒業ソング
学校ならではの卒業ソングを歌うのもいいですね。教師が弾いて歌ってあげてもいいし、子どもたちと一緒に歌うのも思い出になります。
ギターで卒業ソングを歌うなら、J-POPの中から名曲を選びたいですね。
最後に
ギターは、大人になってから始めても楽しい楽器です。
簡単なコード進行で曲が弾けるようになると、どんどん弾いて歌いたくなります。すると、今度は子どもたちと一緒にギターで歌ってみようかなという気持ちになると思います。
ぜひ、ギターを始めてみませんか?