学習発表会のネタに!ラインダンス

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元公立小中学校教員のぴーちょこです。

小学校の先生なら、だれもが学習発表会のネタで悩んだことがあると思います。学年主任が考えるから、考えたことがないという若手の先生。あなたにもきっと、学習発表会のネタで悩む日が来ますよ。

さて、今回は学習発表会のネタとして、「ラインダンス」について紹介していきます。ラインダンスをご存じない方は、YouTubeで「ラインダンス」と検索してください。

目次

ラインダンスを実施した時の学年・学校の状況

私もそれなりの教員経験の中で、学習発表会でいろいろなことに取り組みました。定番の劇から、群読、スライドを使った戦争についての発表、総合的な学習の時間で学んだことをパネルセッションで発表するなどです。

私は自分が学年主任になったとき、「今年の学習発表会はどうしよう?」と悩みました。

しかし、どうして学習発表会のネタで悩むのでしょうか。それには、以下のような理由が複雑に絡み合うからだと思います。

  • 発表人数
  • 発表時間
  • 発表学年
  • 学習内容との関連
  • 学校の方針
  • 特別に配慮すべき児童

そして、いろいろ悩んだ挙句、ラインダンスを取り入れてみることにしたのです。

発表人数について

この時の発表人数は、約80人でした。40人学級の2クラスで、学年合同で発表するために、この人数でした。なお、男女比はほぼ半々でした。

発表時間について

発表時間は、入場と退場を含めて30分間でした。ですから、練習段階で25分くらいの発表を想定して案を練っていきました。

発表学年について

発表学年は5年生でした。この5年生で初めてラインダンスを取り入れ、後に4年生でも取り組みました。

学習内容との関連

この時は、体育の表現運動と関連させて行いました。ただ、普段から学習してきたことと深く関連させたわけではなく、後付けのような理由です(笑)。

学校の方針

学習発表会の内容については、学校内部で細かな取り決めがあったわけではありません。全学年共通しているのは、

  • 学年全体で発表すること
  • 体育館のステージで発表すること

の2点でした。ステージ発表のため、伝統的に劇、音楽発表、群読などが行われてきました。

特別に配慮すべき児童

特別支援学級に在籍する男子児童が一人いました。自閉・情緒学級に所属する児童でしたが、集団での発表は練習を重ねていけば、一緒にできる子でした。

他には、特別配慮が必要な児童はいませんでした。

以上の理由から、ラインダンスを行うことにしました。ただし、ラインダンスを行ったのは女子のみで、男子は小学館発行の「教育技術」に載っていたダンスを行いました。

学習発表会にラインダンスを選んだ理由

理由は大きく2つあります。

子どもたち一人一人の出番を長くしたい。

劇だと、一人一人にセリフはありますが、その出番といったら本当に一瞬です。80人で一つの劇となると、配役の工夫も必要です。

受け持った子どもたちはこれまでの学年で劇を経験していたので、劇でなくてもよいかなと考えました。

ラインダンスなら、ステージ上にいる時間が長くなりますし、一度にたくさんの人数をステージに登場させることができます。

また、それまでにダンスの発表をした学年はいなかったので、新しい試みにチャレンジしたいという自分の思いもありました。

グループを組んで、自分たちで協力しながら作り上げてほしい。

教師主導で作り上げるのではなく、子どもたちが試行錯誤しながら作り上げてほしいという願いがありました。ラインダンスはそれに適していると考えたのです。

しかし、ラインダンスをやるといっても、私はその道のプロではありません。一から考えることはできません。

そこで、ポンキッキーズのキーズラインダンスをやることにしました。古いものですが、ダンスそのものは今でも十分通用します!というか、かえって新鮮かもしれません。

この中から、私が実際に取り組んだ曲は、「ロック アラウンド ザ クロック」「BREAK AWAY」です。「 ユー・キャント・ハリー・ラブ」「メリー・クリスマス・エブリワン」という曲も、別の年にやったことがあります。

子どもたちが自主的に練習できるようにするための手立て

5年生を大きく4つのグループに分けました。

男子・・・1組と2組(教育技術のダンス)
女子・・・1組と2組(ラインダンス)

クラス混合にしなかったのは、同じクラスでグループを組んだ方が、時間の融通が利きやすく、子どもたちが自主的に練習する時間を作りやすいと考えたからです。

それでは、具体的にどんな手立てをしたか、紹介していきます。

グループを決め、リーダーを中心に練習できる仕組みを作る

まず最初にオリエンテーションとして、学年全員を集め、学習発表会の内容について話をしました。それから、自主的に取り組んでほしいということから、基本的にグループ練習が中心になることを伝えました。

ぴーちょこ

「君たちなら、自分たちの力でやっていけると思ったから!」と言って、子どもたちを持ち上げてその気にさせました。

男子2グループ、女子2グループの合計4グループそれぞれに、リーダーと副リーダーを置きました。そして、定期的にリーダー・副リーダー会を設定し、子どもたち自身に進み具合を確認させ、自分たちで練習しているという意識をもたせるようにしました。使っていた資料を載せますので、参考にしてください。PDFファイルです。

反転した映像を作る

DVDの映像を見ながら練習すると、完成した動きが反転してしまいます。そのため、映像そのものを反転させ、それで練習させました。

ただし、左右反転しても問題ないと判断すれば、映像をそのまま見た向きで練習すればよいと思います。

再生速度を落とした映像を用意する。

そのままの映像では速すぎて、最初は全然合わせることができません。そのため、通常の再生速度のもの以外に、再生速度が90%のものと75%のものを作りました。

最初は75%でも、混乱するかもしれませんが、一週間もすれば90%の再生速度で問題なくできるようになっていきます。

再生速度を変化させるのに、ぴーちょこはCorelのVideostudioという動画編集ソフトを使いました。

動きを細切れにした画像を用意する

この作業は大変でした。一つ一つの動きを画像として抽出し、プリントアウトして子どもたちに配りました。曲にもよりますが、80~100枚程度の画像が出来上がります。まずはこれを見て練習するように指示を出しました。

大変な作業ですが、細切れ画像をプリントアウトしておくと、子どもたち一人一人が家で練習することができます。これも、CorelのVideostudioを利用しました。

参考画像はコチラ(PDFファイル)

3グループに分ける

女子が20人近くいたので、6~7人の小グループを3つ作りました。ラインダンスなので、基本は全員で練習するのですが、必要に応じて、小グループ同士でお互いの動きを確認させました。

全員で練習していると、動きが合っているのかわからないからです。それを解消するためです。

ふり返りシートを作成する

ふり返りシートを作成し、必ず毎時間振り返りをさせました。目的のはっきりしない練習にならないよう、必ず振り返らせて、次の練習につなげることを意識させました。

ぴーちょこ

子どもたちは、自分たちで問題点を見つけ、それに向かって取り組みます。教師の役割は、できるようになったことをどんどん褒め、やる気にさせることです。

これも、参考としてファイルを載せておきます。

まとめ

教師の事前準備は大変でしたが、練習自体は子どもたちが自主的に取り組んでいました。もちろん順風満帆にいくことはなく、揉めることもありました。しかし、当日まで限られた時間を有効に使い、子どもたちは本当によくがんばりました。

私は学習発表会当日の出来栄えはもちろん、練習の過程を大事にしたいという思いが強くありました。いやいや練習するのではなく、子どもたちが互いに励まし合いながら自主的に取り組んでほしいと思っていました。

ラインダンスをやってみて、良かった点をまとめます。

  • 短い発表時間の中で、一人一人の登場時間を長くとることができた。
  • 準備は大変だが、軌道に乗ると、教師がいなくても練習が進んだ。
  • 子どもたち自身が、達成感を味わいながら練習に取り組めた。
  • 一人一人のダンスの技量の差が出にくい割に、見た目がとてもきれい。

もし、学習発表会のネタに困っているようでしたら、候補として考えていただけると幸いです。

ご覧いただき、ありがとうございました!


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この記事を書いた人

元教員。
公立の小中学校で20年間勤務した経験を生かし、今をがんばる先生方を応援するサイトを作っていきます。

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